2015年08月03日

空気読めない総理補佐官

【礒崎首相補佐官きょう参考人招致 公明も「看過できぬ」】
礒崎陽輔首相補佐官が安全保障関連法案について「法的安定性は関係ない」と発言した問題で、公明党の荒木清寛参院政策審議会長は2日のNHKの番組で「看過できない」と批判した。礒崎氏は3日、安保関連法案を審議する参院特別委員会に参考人として招致される。
 荒木氏は「公明党も、法的安定性は最も重視したことだ。我々も看過できない発言だと思っている。明日の(礒崎氏の)発言にしっかり注目したい」と述べた。自民党の佐藤正久国防部会長も、礒崎氏の発言について「我々としても誤解を招く発言は看過できない。(礒崎氏に)委員会でしっかり説明して頂きたい。当然、釈明なり、陳謝すると思う」と語った。
 一方、野党は礒崎氏の辞任や更迭を強く求めた。3日の同委で礒崎氏に質問する民主党の福山哲郎幹事長代理は「辞任ないし、安倍(晋三)首相が更迭すべきだ」と指摘。社民党の福島瑞穂副党首も「発言は論外で、更迭しかない」と批判した。
(朝日新聞、8月3日)

「KMがんばってるじゃん」的な声が聞かれるが、いえいえ全然そういう話じゃないんですよ、と。
総理補佐官の参考人招致などは政権党が了承しなければ成立しないものであり、これを了承したということは、官邸の許可を受けて自民党国対が合意したことを意味する。つまり、官邸は補佐官のクビを差し出した格好であり、それは官邸がサジを投げて「もう貴方は守り切れません」と宣言したも同然なのだ。
一方、礒崎氏側にすれば、官邸の保護を失ったワケで、参考人招致を受けて委員会に出席したところで野党の集中砲火を浴びるだけで何も良いことが無いどころか、逆に余計なことを言って火に油を注いでしまう恐れがある。
故に、従来の自民党であれば、保護者に梯子を外された時点で観念し、「党に迷惑を掛けないため」に補佐官職を辞任するのが筋なのだが、氏は突っ張って出席する道を選んでしまっている。
KM党や自民党の一部幹部が批判の声を上げつつあるのは、「貴様は親分に見捨てられたんだから空気読めよ!」ということなのであり、別に政治的良心から礒崎氏を非難しているわけではないのである。
posted by ケン at 12:12| Comment(0) | 政局ほか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする