2016年01月03日

【宣伝】シュヴァルツェスマーケン アニメ版

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ケン先生の超お気に入りラノベ『シュヴァルツェスマーケン』がついにアニメ化。1月より放送開始とのこと。



架空の1983年の東ドイツを舞台とし、東西対立も健在だが、「人類に敵対的な地球外起源種」通称BETAが中央アジアに大気圏降下して侵攻を開始、すでにユーラシア大陸の大部分が制圧され、ソ連政府はシベリアに退去、西方ではすでにポーランドまで蹂躙されているという設定になっている。
圧倒的なパワーと物量を誇るBETAに対抗できるのは戦術機と呼ばれるロボットだけで、主人公たちは東独有数のエリート中隊のパイロットを務める。その中隊の通称が「シュヴァルツェスマーケン=黒の宣告」であり、常に最激戦区に投入されるが、任務を優先するために平気で友軍を見捨てる「死神」の悪評が高い。そのパイロットたちは「反党・反国家分子」疑惑のあるものたちで構成されており、政治将校とシュタージ(秘密警察)から厳しく監視されている。しかも、西ドイツからの亡命パイロットを受け入れることになり、ますます厳しい立場に置かれることになる。
真っ当に戦っても進攻を食い止めるのがやっとというBETAと対峙しながら、隊内では政治将校に監視され、部隊としてはシュタージから疑いの目を向けられ、基地内のどこにいても密告と盗聴の危険にさらされている。これ程までにハードな設定はラノベはもちろんのこと、他でもなかなか例がない。とある評者は「心折設計」と呼んでいたが、まさに言い得て妙だ。
市民監視が常態化している東独社会の描かれ方は、ソ連帰りの私から見て、ラノベという要素を除外してもまず及第点を与えられるだけに、相当に重い話になるはずだが、全体主義を知らない現代日本人が見てどこまで理解できるか、不安と同時に興味深いものがある。同時に、厳しい政治的統制下で圧倒的な的を前に不可能な任務を強いられる軍人、というシチュエーションも、超萌え(燃え)るだろう。ただ、東独の軍服ってちょっと残念だからなぁ、そこはどうクリアされるのだろうか。

キャラクター原案は、ラノベ同様CARNELIAN氏のようだが、ラノベよりも少女漫画化というかハード化しているようだ。「トータル・イクリプス」が最初の2話を除いて残念な出来になってしまっただけに少し恐いものはあるが、そこは期待して待ちたい。
アニメを見る前にラノベで予習するも良し、アニメを見てからラノベで復習するも良しだ。

【追記】内田先生ごめんなさい。ゲームは買って「積んゲー」状態になってます。。。

【参考】
『シュヴァルツェスマーケン』全7巻 原作:吉宗鋼紀 著者:内田弘樹 ファミ通文庫
・シュタージあるいは特高の終焉について 
・善き人のためのソナタ 
posted by ケン at 13:01| Comment(2) | サブカル、音楽、アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする