2016年07月05日

桜井氏固辞は当然だけど惜しい

【自民都連、増田・元総務相を軸に…桜井氏は断念】
 東京都知事選(7月14日告示、31日投開票)を巡り、自民党都連は、前岩手県知事で元総務相の増田寛也氏を軸に候補者を調整する方針を固めた。最有力とされた桜井俊・前総務次官の説得は困難と判断した。党内では、独自に出馬を表明した小池百合子・元防衛相を容認する意見もあるが、都連は、増田氏への要請を優先させる。都連関係者によると、小池氏が出馬表明した6月29日、都連会長の石原経済再生相が、都内で桜井氏と会談したが、桜井氏は出馬を固辞したという。党内では、小池氏が都連に無断で出馬表明したことへの不満がくすぶる。自民党が支援した都知事が2代続けて「政治とカネ」の問題で辞職し、「行政出身者を優先する」との方針もあり、同党はこれまで、独自に実施した世論調査で上位だった桜井氏、増田氏らと水面下で交渉を進めてきた。
(7月1日、読売新聞)

自民党が桜井前総務次官に都知事選候補を要請するも固辞された。これだけ見ても、桜井氏が真っ当な人であることが分かる。そもそも、自民党は自らが推した舛添氏を、オリンピック利権に手を付けた理由で、都官僚と手を組んで追い落としたのだから、平気で背後から銃撃するような連中を信じる方がどうかしている。しかも、次の都知事は衆人環視となり、何をやるにしても五月蠅く追及されることは間違いなく、自分の理念や政策を実現し、政治手腕を発揮する機会など、まず与えられないだろう。実質的に、ただの名誉職である。ただし、大人しく自民党や都官僚の言いなりになれば、相応の見返りも期待できるかもしれないが、すでに国家官僚として頂点に上り詰め、子息も某業界で大成功している桜井氏には興味のない話だろう。

聞くところによれば、桜井氏は「息子の知名度で当選したくは無い」と述べており、なかなかの硬骨漢ぶりを示している。私も国会内で何度かお見かけしたし、総務官僚から人物評を聞く機会もあったが、総じて好評価で、温厚な調整型の能吏というイメージだった。つまり、都知事としては能力的にも人物的にも相応しい人物だと考えられるわけだが、こういう人物ほど「バカバカしい」と考えてしまう状態にしたのが、都議会やマスゴミ・有権者だった。要は自業自得であり、またぞろロクでも無い知事が誕生して、低能な騒擾を延々と繰り返すことになりそうだ。これもデモクラシーの末路かもしれない。
posted by ケン at 12:21| Comment(0) | 政局ほか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする