2016年07月20日

都知事選2016序盤情勢

参院選に続いて、盛り上がりに欠ける都知事選。「外れしか入っていないくじ引き」と言われるくらいで、私も消去法でしか選べず、とても他人に勧められるような候補はいない。「ネトウヨに都知事をやらせるな」とか「参院選の敗北を返上する」などの主張は、ハッキリ言って胸焼けしかしない。

各種情報を総合すると、小池氏が先行して、鳥越氏がすぐ後に付き、その後ろを増田氏が追う展開になっているが、どうやら増田氏は引き離されているようだ。
自民党の内部調査ですら、同党支持層において小池支持が増田支持を上回る結果となっており、すでに首相官邸や党本部は「中立論」に傾きつつあるという。実際、安倍総理は休暇に入り、谷垣幹事長は入院中と、意思決定する気が無いことを示している。

個人的には、「他候補(小池)を支持・応援した党員は、応援した一族郎党含めて厳罰に処す」という自民党都連の通達がどのように処理されるのか、豊臣秀次一族のように妻子全員三条河原で公開処刑されて、そのまま遺体をさらされるのかと、ドキドキしながら待っているのだが(爆)

にもかかわらず、あるいは逆効果となっているのか、増田氏は連合東京の実質的な支援まで受けながらも、全く支持が広がっておらず、自民党支持層ですら約3割程度しか固められておらず、ほとんどKM党頼みになってしまっている。これでは、自民党本部としても小池氏と両天秤に掛けざるを得ないだろう。

一方、民進党は対応が後手後手になっている。鳥越氏を「統一候補」に据えたはいいものの、すったもんだしながらも古賀氏に候補を決めた都連は、岡田代表に上から命令されて取り下げられたことを根に持ち、全くやる気が無い。個々の都議や区議・市議レベルでは、小池氏や増田氏を支援するものが続出し、党本部だけが鳥越氏を支援する形になってしまっている。結果、まともに選対本部も組織できず、普通なら都連や都議団で構成するものを、党本部の職員や国会議員秘書団でやろうとしているが、都知事選については素人も同然なので、殆ど機能していない。そのせいもあって、選挙期間中にもかかわらず、鳥越氏は一日二、三箇所で街頭演説するだけに終わっている。
鳥越陣営で動いているのは、NK党だけという有様で、NK党の自治体議員は毎日駅頭に立って鳥越支援を訴えているが、それ以外の党の議員は見たこともない。まるで関ヶ原合戦当日の西軍(戦ったのは、石田、小西、宇喜田だけ)を見るようだ。そのNK党も、内部的には宇都宮氏を強引に下ろしたことへの不満が強いという。社民党が動かないのも同様の理由らしい。
また、鳥越氏本人も、組織上の問題はあるにしても、一日二、三回しか街頭に立たないというのは、本人にやる気がないか、肉体的に難しいかのどちらかであることを示している。その街頭にしても、演説は短時間な上に声は聞こえず、ゲストの方が長く話す始末で、聞きに行ったものから不満や心配の声が上がっている。これでは、せっかく街頭に立っても票が増えない。ネトウヨを中心に「認知症の疑い」がかけられているが、街頭演説を見る限り、健康不安は否定しようが無い。
さらに言えば、告示日最初の街頭を「新宿バスタ」にしているが、他県行きのターミナルで東京都民など殆どおらず、選対の無能ぶりが伺われる。
つまり、鳥越氏は小池氏の後を追ってはいるものの、全く勢いに欠いており、後半戦で追い上げるような要素は見当たらない。そもそも民進党支持層の3割前後が小池氏に回っていると言われており、鳥越氏への集約が大前提となるが、都議団・自治体議員団が中立化している限り、非常に厳しい。岡田代表は、強権を発動して鳥越氏を候補に据えたのだから、来年の都議選の公認権とカネを盾に、都議団を強制動員すべきだろう。「毒食らわば皿まで」だが、エリートのひ弱さが見て取れる。

小池氏は、自民党層で増田氏より多くの支持を集め、民進党支持層にも大きく食い込んでいる。色々奇抜なところもあるが、少なくともアピール力だけはあり、今後も支持を広げる可能性がある。最終的には小池氏が他候補を引き離して勝利するかもしれない。
だが、小池氏にはすでに山ほど瑕疵があり、よほど自民党(官邸?)に対し従順な姿勢を見せない限り、いつでもスキャンダルが暴露される状態にある。

いずれにせよ、都民にとって「良い選択肢」は無い。政治家のクビなど、すげ替えればすげ替えるほど質を下げてゆくのが、歴史の常であり、都知事も例外では無いということだろう。

【追記】
言いたいことはまだあるのだが、選挙中は控えるべきだろう。だが、暗示だけしておくと、もはや我々はソ連共産党を笑えなくなってしまった。
posted by ケン at 12:42| Comment(3) | 政局ほか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする