2016年08月03日

またハズレしかないガチャ−民進党代表選挙

【民進代表、後任争い混沌…岡田氏が不出馬表明】
 民進党の岡田代表が9月の代表選への不出馬を表明したことで、政治路線をかけた後任争いは混沌としてきた。岡田氏の続投を見込んでいた主流派グループは、共産党を含めた野党共闘路線の継続を掲げ、候補者選びを急ぐ構えだ。一方、保守系議員らは路線転換を図ろうと勢いづいている。岡田氏は30日の記者会見で、「今まで成し遂げてきたことをさらに肯定的に前に進める方が(次期代表として)ありがたい」と述べ、野党共闘の堅持に期待を示した。後継候補には、岡田氏に近い野田前首相グループの蓮舫代表代行が取りざたされている。 岡田氏は27日、野田氏と会談。翌28日には野田氏が蓮舫氏と会合を持った。代表選の対応を協議したとみられる。蓮舫氏は知名度が高く、48歳の若さを前面に世代交代を打ち出すこともできる有力候補として浮上している。
(7月31日、読売新聞)

6月から参院選、都知事選と来て、今度は代表選をやるという。まぁ都知事選は政治的良心から動員を拒否したとはいえ、3カ月以上も続けて何らかの選挙に関わることを意味する。しかも、参院選を含めて全て補助的業務、ボランティア(党員義務)であって、自分の本来業務ではないだけに、ますます「また選挙かよ!」という思いが強い。まして、どれも負け戦の上に「ハズレしか入ってないガチャ」なのだから、なおさら徒労感ばかり覚える。

今回の代表選は、都知事選終盤まで岡田氏が継続意思を示していたが、投票日前日に前言を翻して出馬辞退を宣言した。これは、執行部を支えていた主流派の野田氏が、直前に「次はレンホーで行くから」と引導を渡したことに起因すると見られている。岡田氏は、レンホーに乗ることで影響力の温存を図ろうとしているのだろう。前回の代表選で惜敗した細野氏も、支持が広がらず、今回はレンホーの「勝ち馬」に乗ろうとしているようだ。

今のところ、レンホーの他にマエハラが名乗りを上げているようだが、前者は参議院議員で基本的に首班指名の対象になり得ず、野党第一党の党首には相応しくない。参議院はともかく、衆議院議員の支持を得るのは難しいだろう。ただ、党員投票では圧倒的支持を得る可能性があり、「勝ち馬に乗る」傾向が強まれば、有力候補となるだろう。後者は、党代表として失敗(永田メール事件)の烙印を押されている上、岡田現代表と同様、「古い顔」の象徴で「また(まだ)お前なのかよ」の印象は否めない。
能力的には、レンホーはおよそ野党第一党の党首が務まるような器ではない。自意識過剰の自信家で、人の意見を聞かず、同時に大所帯をまとめられるような手腕も人望も無いからだ。その点は、まだ失敗も含めて経験を積んでいるマエハラの方がマシだろうが、自民党に対抗できるような政策軸は持ち合わせておらず、「自民党の二軍化」がさらに進んでしまいそうだ(意外とリベラル・社民側に傾斜しつつあるという噂もある)。
他にも色々希望者はいるようだが、どれも小者ばかりで、20人の推薦人すら集められない可能性が高い。野党第一党ではあるが、人材的には既に払底しており、残念ながら、私が推薦できる議員は1人もいない。

代表選のことは、しょせん内輪の話な上、国政に大した影響など与えないので、どうでもいい。もっと大きな問題は別にある。

安保法制のような重要法案を含めて、マスコミが政策や法案の取材で来るのは月に1、2度でしかないのだが、党首選やスキャンダルになると、一時間毎に記者が来て、下手すると外でタムロして待っているくらいになる。
代議制民主主義は、本来、有権者が主権を政治家に委託し、政治家は政治判断を下して、その実施を官僚に委任する。政治家は官僚を統御しつつ、その政治判断について有権者に説明責任を果たすことで成り立っている。メディアは、政策や法律に関する政治判断についての説明を有権者に伝えるのが、デモクラシーの機能上の役割なわけだが、実際には日本のメディアは政局とスキャンダルしか報じず、政策と法律については霞ヶ関の発表を垂れ流すだけの存在になっている。
デモクラシー下のメディアは、有権者が委任した政治家が官僚を民主的に統制できているかを監視すると同時に、政治家が行う法律や政治判断の説明が妥当であるかどうかを検証する役割を担っている。同時に政治家が選挙公約に反していないか、反したなら反した理由と過程を問いただす義務がある。だが、日本のマスメディアは、霞ヶ関と自民党の公式発表を垂れ流すだけで、全く本来の義務を果たしていない。
いっそのこと、日本の報道事業は外資系に丸投げした方が良いのでは無いかとすら思われるほどだ。
posted by ケン at 13:04| Comment(0) | 政局ほか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする