2016年10月26日

連合はなぜ自民党を支持しないのか

【連合会長が民進・蓮舫代表に注文「安倍政権との違い明示が必要」】
 民進党の蓮舫代表は13日午前、都内の党本部で最大の支持母体である連合の神津里季生会長と会談した。神津氏は次期衆院選に向けた候補者擁立について「さらに加速してほしい。前回衆院選は候補者が178人だった。自分たちが応援する人がいないことほど辛いことはない。年明けの解散がささやかれており、時間がない」と述べた上で、「候補者の一本化はより一層、重たい課題だ」と指摘した。さらに神津氏は「基本政策や政権構想を早期に国民に分かりやすく示してほしい。安倍政権との違いを明示することは非常に重要だ」と注文をつけた。会談は民進党と連合が定期的に行っている意見交換会で、蓮舫氏の代表就任後に開かれるのは初めて。会談には野田佳彦幹事長らも出席した。
(10月13日、時事通信)

これは酷い無茶振り。
いまや連合の主張がほぼほぼ政府や自民党と一致しているのに、民進党に「安倍政権との違い」を要求するのだから、「俺にどうしろと?」としか答えようが無い。
昨今の大きな課題で連合の主張を見てみよう。

TPP=賛成
原発再稼働=賛成
リニア建設=賛成
集団的自衛権・海外派兵=賛成
同一労働同一賃金=反対
労働時間短縮=反対(合法残業は残す、規制反対)
扶養控除廃止=反対


以上の課題について「安倍政権と対峙する」とすると以下のようになる。

TPP=反対
原発再稼働=反対
リニア建設=反対
集団的自衛権・海外派兵=反対
同一労働同一賃金=賛成
労働時間短縮=賛成・規制強化
扶養控除廃止=反対


一致するのは「扶養控除廃止反対」だけだが、これは「ライフスタイルの中立性を確保して税負担の公平性を担保する」という時代の流れに逆行している。
つまり、連合は民進党に「安倍政権との違い」を求めるよりも、自民党支持に転じて政策要求した方が、はるかに自分たちの主張を実現させられる可能性が高いのだ。実際のところ、今回の新潟知事選にしても、鹿児島県知事選にしても、連合は与党候補を支援している。新潟知事選の場合、連合はまず民進党に原発推進の独自候補の擁立を要求、できないとなると、自民党の候補を支持した。最初から無理難題をふっかけて、民進党を封じて、与党候補の支持に回るというのが、連合のやり口なのだ。

連合が未だに民進党にこだわる理由がサッパリ分からない。陰謀論的に解釈するなら、野党に入り込んで政権側に誘導、または野党内部を分裂させる役割を担っているとも言える。
一日も早く自民党支持を明確にして、組織名も「産業報国会」に改名して欲しい。
posted by ケン at 12:38| Comment(2) | 政局ほか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする