2017年01月14日

ラビリンス拡張セット「覚醒」 第三戦

年末の報告。「ラビリンス 覚醒」の第三戦。今度もK先輩のアメリカがお相手で、私がジハーディストを担当した。2010年、2012年、2014年の各シナリオをプレイ。各2時間前後で、相変わらずのプレイアビリティ。時間を経てしまい、記憶が曖昧になっているので簡潔に報告する。

2010年シナリオは、冒頭からジハーディストのダイスとカードが走り、初期評価では「貧困」が続出、「反動」マーカーも次々と置かれる。アフリカでは内戦が起きまくり、アメリカは早々に「どこから手を付けるべきか」「何やってもダメそう」という状況に追い込まれる。ジハーディストはイエメンに原理主義政権を打ち立て、その勢いでソマリアでも革命を起こすが、米国は窮余の策として「政策転換」を行って強硬路線に転じ、同国に軍事介入。だが、イラクでも革命が起き、サウジ、シリア、ヨルダン、エジプト、スーダンでも「リーチ」状態に。この時点で原理主義国のリソースは「4」で、サドンデス勝利まであと2だった。そこでまず「原油価格高騰」イベントで産油国のリソースを1上げて(そのターンのみ有効)、さらに「イスラム国建国」を宣言してリソース1を追加、これによって勝利条件の「6」を達成させてサドンデスとなった。珍しいパターンであるが、ジハーディストが産油国を支配するとこういう形になる可能性は認識しておく必要がある。

P1250413.JPG
第一局終局図

1つ置いて2014年シナリオ「ISIL」では、イベントで早々にシリアの内戦が終結、イラクでも「体制転換マーカー」(占領政治)が除去されて、「イスラム国」が解体、ジハーディストの資金は中位と最低級を行き来するという厳しいスタートになった。さらに各国の初期評価でも5、6が出まくり、そこかしこに「適正」国ができて、今度はジハーディスト側が「どこから手を付けるべきか」と悩む展開になる。ところが、米国のイデオロギー戦争(援助外交)のダイスが圧倒的に悪いため、遅々として体制改善(民主化)が進まない。かろうじて、湾岸諸国、アフガニスタン、チュニジア、リビアを「良好」にするが、これでもリソースは「8」で米のサドンデスに4も足りない。
そうこうしているうちにジハーディストも徐々に態勢を立て直し、各地でテロを行い、死んだと思われたビン・ラディン師が生き返り、まず米軍を追い出して反米独自路線を打ち出していたイラクで革命を起こし、さらにパキスタンでは選挙で原理主義政権が成立、大量破壊兵器が流出してしまう。アメリカはあわてて「政策転換」して「強硬路線」に転じるものの、軍事介入するだけのカードがなく、先にサウジでも革命が起きて、ジハーディスト側のサドンデス勝利に終わった。マップ上に米軍部隊が全15個中2個しか展開していないという、これも珍しいパターン。
やはりイラク、サウジ、湾岸諸国の「トライアングル」を制するものが勝利に最も近いと言える。アメリカは「良好」にはできなくとも、せめて同盟して米軍部隊を2つは置いておきたいところだが、なかなか「あれもこれも」とはいかないわけで。

P1250415.JPG
第三局終局図

今回プレイして改めて思ったのは、「ジハーディストが有利すぎる」ということ。現実の世界は確かに混沌としてはいるものの、原理主義政権を打ち立てるまでに至った国は少なく、逆に「良好」と呼べそうな国も殆ど無い。これは本作の評価を変えるようなものではなく、名作は名作なのだが、若干バランスの変更が必要かもしれない。
posted by ケン at 01:00| Comment(0) | ゲーム、囲碁 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする