2017年04月16日

フンタ:カードゲーム

往年の名作「フンタ」がカードゲームとなった。オリジナルは1978年の制作なので、もう40年もの歴史を有する。確かに自分が高校生の頃にはプレイしていた。
このゲームでは、プレイヤーは「バナナ共和国」の名を冠した暫定政権の一員です。政府は毎ラウンド、海外援助という名の多額の小切手を一切口を挟まずに送ってくれる、全世界的超権力の支援を受けています。最も多くの金を自分のポケット、すなわち自分のスイス銀行口座に効率的に詰め込んだプレイヤーが、ゲームに勝利します。その一方で、あなたは他人に策略を仕掛け、票を買い、暗殺者を雇い、建物を吹き飛ばし――そして時に応じて、現在の大統領にクーデターを起こし、願わくば新たな大統領を目指しましょう。
(ホビージャパンHPより)

私が初めてプレイしたのは、ちょうどフィリピンのマルコス政権が倒された「エドゥサ革命」が起きた頃で、「バナナ共和国」ということもあって、「フィリピン・ゲーム」と呼んでいた。
上の紹介文の通り、プレイヤーは国を牛耳る大ファミリーの頭首で、仲間内で大統領や閣僚の座を回し、海外からの援助金を奪い合いながら、最終的に貯め込んだ金額が一番多いものが勝利するという、「ブラックにも程がある」作品。

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オリジナルはプレイヤー7人が標準で、人数が欠けると大きくバランスが崩れるため、コンベンションのような大会場でないとまともにプレイできなかった。また、クーデターがゲームの中で非常に大きな位置を占めているが、先の暗殺フェイズで殺されてしまうとまともに参加できなかったり、ずっと不遇のままだと精神的にキツかったり、クーデターが長引いて延々と続いたりと、面白いが不満もあるゲームだった。

今回カード化されるに際し、暗殺フェイズが廃止、クーデターも非常に簡素化され、非常にアッサリした仕上がりになっている。クーデターのウォーゲームっぽさが好きだった人からすると、完全に魅力を失っていることになる。
だが、コンパクトにまとめられたことで、最大の難点であるプレイ・アビリティが解決され、恐らく4〜5人が適正で、プレイ時間も1時間以内に終わる感じだ。「予算」の賛否を示す投票も、暗殺や泥棒も、クーデター時の戦力も全て手札カードに集約されている。
逆にクーデターを除く骨格部分は残されており、大統領が受け取る海外援助金をめぐってファミリーが骨肉の争いを演じる「フィリピン・ゲーム」の雰囲気は良く残っている。

個人的には、コンパクト化されたことで失われた面白さよりも、コンパクト化したことで得られたプレイ・アビリティの方が大きいように思える。ゲーマー年齢の上昇や減少という時代の要請もあるのだろう。
ちなみにこの日は4人で2回プレイして、1勝した。昔から勝率の高いゲームだが、ひょっとしたら自分の政治適性を表しているのかもしれない(爆)
posted by ケン at 00:00| Comment(2) | ゲーム、囲碁 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする