2017年07月01日

公用車の使い方について

【公用車で保育所送迎、公私混同? 総務省「問題なし」】
 金子恵美総務政務官(自民・衆院新潟4区)は29日、自身のブログで、子どもの保育所への送り迎えに公用車を使ったことを明らかにした。週刊新潮に「公私混同」と報道されたことを受けたもので、「常に総務省の運用ルールにのっとってきた」と問題はないとの認識を示した。
 ブログによると、総務省や議員会館での公務のついでに会館内の保育所に立ち寄り、公用車に子どもを乗せたことが複数回あった。足が不自由な母親を同乗させたこともあったという。一方で育児と仕事の両立に悩む人に対し、「不快な思いをさせてしまったのではと、心より申し訳なく思う」とも記した。
 総務省は金子氏のケースについて、公用車のルールで認められた送迎などの際に、移動経路を大きくそれることなく家族が同乗していたと説明。「ルール上の問題があるとは考えていない」との見解を示した。
(6月29日、朝日新聞)

まず見出しに問題ありすぎ。公用車の運用規則はかなり厳密に定められていて、正確には道程を含めて公用以外の用途での使用を禁じているし、家族含めて公用に関係ない人物の同乗も認められていない。

例えば、政務官として招待された外国大使館のパーティーには公用車で行けても、議員仲間の飲み会には公用車使用は認められない。かつて法務大臣をされたT先生は、議員会館から霞ヶ関までは公用車を使い、議員会館に戻るときは歩いて戻ろうとされた。それが厳密な解釈だったからだが、警備上の理由から警視庁から懇願されて、行き帰りともに公用車を使うことになった。

金子女史の場合は、おそらく公用車運転手の好意と自主的判断によって使用されていたと思われ、総務省に聞けば「まさかそんなことに使われているとは思わなかった」と答えざるを得ないだろう。規則の厳密さと運用の柔軟性はバランスを考慮する必要があり、今回の場合は個人的には黙認して良いと思うものの(そうでもしないと子どものいる人が議員や閣僚になれない)、柔軟にしすぎると際限が無くなるのも確か。公私混同の酷いケースもいくらでも挙げられるからだ。
posted by ケン at 01:00| Comment(0) | 政治、社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする