2017年12月25日

対中宥和へ転換か?

【自公幹事長が中国入り=二階氏「大事な時期、目的果たす」】
 自民党の二階俊博、公明党の井上義久両幹事長は24日午後、成田空港発の全日空機で中国・福建省入りした。25、26両日に同省アモイと福州で開かれる第7回日中与党交流協議会に出席する。27〜29日には北京に滞在。習近平国家主席ら要人との会談を調整している。出発に先立ち、二階氏は成田空港で記者団に「大事な国だし大事な時期でもあるから、しっかりと目的を果たしていきたい」と述べ、日中関係の改善推進に意欲を示した。中国も賛成して採択された国連安全保障理事会での新たな北朝鮮制裁決議については「極めて当然だ。どう平和を維持していくか率直な意見交換をしたい」と語った。 
(12月24日、時事通信)

二階幹事長はもともと中国利権の元締めで、日中友好議連のような正統派とは異なる系統の親中派首魁なので、同じく親中派のKM党とともに訪中することは普通の光景と言える。
だが、先だって安倍総理は中国の「一帯一路」政策への協力を進める意向を表明したが、これは6月に「協力を検討」から一歩進めたものとなっている。
また、先週には外務省が、1986年に中曽根総理が中国の胡耀邦総書記と会談した際の記録文書を公開したが、これも「中曽根先輩のような右派政権でも日中関係を重視した」ことをアピールする目的があったと想像される。

さらに言えば、先週末に発表された来年度予算案における外務省の「インド太平洋戦略」関連予算は300億円でしかなかった。対中包囲網の要となる最重要政策だったはずだが、中国の「一帯一路」への対抗策としては、いかにもショボ過ぎるだろう。
まぁ外務省は欲張りすぎて色々要求しすぎたからと言えなくも無いが。

これらが一つか二つなら「偶然」で片付けられようが、これだけ重なるということは、何らかの政策転換、具体的には日米同盟一本槍路線、あるいは対中強硬路線からの脱却の可能性を考えて良さそうだ。
posted by ケン at 12:16| Comment(3) | 外交、安全保障 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする