2018年01月17日

アメリカが支援したソ連の対日参戦

【ソ連の北方四島占領、米が援助 極秘に艦船貸与し訓練も】
 1945年8、9月に行われた旧ソ連軍による北方四島占領作戦に、米国が艦船10隻を貸与していたことを、根室振興局が米国とロシアの専門家による研究成果などを突き合わせ、明らかにした。米国はソ連の対日参戦に備え、大量の艦船の提供だけでなく、ソ連兵の訓練も行っており、米国の強力な軍事援助が四島占領の背景にあったことが浮かび上がった。
 振興局の調査結果によると、樺太南部の返還と千島列島の引き渡しと引き換えに、ソ連の対日参戦が決まった45年2月のヤルタ会談の直後、ともに連合国だった米ソは「プロジェクト・フラ」と呼ばれる合同の極秘作戦をスタートさせた。
 米国は45年5〜9月に掃海艇55隻、上陸用舟艇30隻、護衛艦28隻など計145隻の艦船をソ連に無償貸与。4〜8月にはソ連兵約1万2千人を米アラスカ州コールドベイの基地に集め、艦船やレーダーの習熟訓練を行った。コールドベイには常時1500人の米軍スタッフが詰め、ソ連兵の指導に当たったという。
(12月30日、北海道新聞より抜粋)

これは非常に貴重な発掘。是非とも全容を知りたい。
もともと当時のソ連にオホーツク海や日本海で作戦行動を行う能力は殆ど無く、上陸用舟艇もロクになかったようだ。陸伝いに南下できる樺太はともかく、千島列島を島毎に占領してゆく術は持っていなかった。
史実でも、日本陸軍の戦車第11連隊が駐屯していた占守島の上陸戦では、ソ連側は日本側の1.5倍からの損害を出している。

逆にアメリカ側としては、対日参戦を確実にするために上陸戦のノウハウを提供すると同時に、ソ連側が「やり過ぎ」て北海道に上陸したりしないように、「適度」な援助に止める必要があったと推察される。
posted by ケン at 12:11| Comment(0) | 日本語、日本史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする