2018年02月24日

CMJ 慶長出羽合戦

O先輩と本年初のシミュレーションゲーム。昨年まで含めても、二人用のシミュレーションはかなり久しぶりになってしまった。加齢のせいじゃないんだからね!
ネタはコマンドマガジン「慶長出羽合戦」とゲームジャーナル「シン・関ヶ原」。いずれもインストールが目的。

慶長出羽合戦は、「東の関ヶ原」とも言われる。上杉景勝は、秀吉の仕置きによって、越後から会津に移封されるも、庄内などが加えられ120万石を有していた。しかし、仇敵の最上は南と西から半包囲される形になる一方、上杉領は最上領で分断されるような形となり、緊張が高まっていた。
秀吉の死後、関ヶ原戦役の前段として、徳川家康による会津征討が行われるが(いわゆる直江状は後世大幅に内容を改ざんされた疑いがある)、石田三成らの挙兵により引き返してしまう。この会津征討に動員された奥羽諸将も撤退、伊達正宗に至っては勝手に上杉と講和してしまう始末で、最上義光は一人で矢面に立たされてしまう。上杉方は、慶長5年9月に直江兼続が25000からの兵を率いて最上領に進攻を開始、全軍を動員しても7000人に過ぎない最上方は山形城に兵を集中して内線防御に備えた。

本作は、移動と戦闘を繰り返すオーソドックスなシステムだが、一部のユニットがZOC to ZOCの移動や2ヘクスの戦闘後前進が可能という、ナポレオニックの騎兵や二次大戦の戦車を思わせる能力を有している。戦闘もファイアーパワーではなく、戦闘比で解決するので、独ソ戦ゲームのイメージに近い。実際にプレイしても、ゲームとしては悪くないのだが、どうにも戦国時代のイメージとは異なる気がしてならない。
また、「関ヶ原で西軍敗退」の報が届くと、ターン・オーバーが起きて、上杉方の戦闘比が不利になり、敗走が始まる仕組みになっているが、結果を知っている後世のプレイヤーが積極攻勢に出るのかという課題がある。

O先輩が最上、ケン先生が上杉を持つ。
上杉方は畑谷城などの攻略に時間がかかり、主攻勢軸である狐越街道を抜くことができず、いきなり時間を浪費してしまう。最上勢は、数こそ少ないものの、移動力が高いため、登場する先から狸森城や上山城に飛び込んでしまい、上杉方は強襲を続けるも消耗戦に陥ってしまう。唯一、庄内からの北方戦線のみが順調だったものの、得点は小さく、「西軍敗走」の知らせが届く前に、規定の最低得点に達する見込みも無く、上杉方の投了に終わった。長谷堂城など見えもしなかった(爆)
上杉のダイス目が悪かったのは確かだが、山がちの地形で街道沿いに進むほかないため、採れる選択肢は限られており、いかんともしがたい。リプレイを読むと、進撃速度があまりにも違い驚愕。ルールの理解が間違っているのかと思って確認するも、若干の誤りこそ発見できたものの、決定的なミスとは言えず、城攻めのダイスを原因とする他なかった。連絡線など考えずに、浸透移動が可能なユニットを前に出すべきなのかもしれないが、ますます独ソ戦のゲームだろう。

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最上は最上で、前線防御を優先するのか、ターン・オーバー後の反撃に備えて予備選力を温存するのか、判断が難しそう。今回O先輩は、前線防御を優先して予備選力を籠城させていたが、上杉方のダイス目次第では全てムダになってしまう恐れもあり、それなりにリスクを負っている。が、中盤以降、上杉方は厳しめの最低得点以上のVPがないとサドンデス負けしてしまうだけに、最上勢は前進防御した方が良い気もする。

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プレイアビリティは高く、両軍とも楽しめそうだが、プレイヤーが選べる作戦の幅は大きくなく、やや一本道なゲームである気がする。いずれにせよ、一回のプレイで評価するのは戒めたい。
posted by ケン at 13:00| Comment(0) | ゲーム、囲碁 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする