2018年04月01日

日本放映を期待したいロシアドラマ

先日紹介した『エカテリーナ』が象徴的だが、どうもロシアで制作されるテレビ・ドラマのクオリティが急上昇しているようだ。他にも非常に興味深いテーマが続々と放送されているので、是非とも日本公開して欲しい。いくつか紹介しておく。現代ロシアのソフト・パワーがいかに侮れないものであるか、分かるはずだ。


『ゾルゲ』 ロシア1(2017)
日本の南進政策をいち早くソ連に報告し、シベリア師団の西送によってモスクワ防衛に多大な貢献をなしたソ連の大スパイ・ゾルゲを描く。全12回。史実とフィクションを交えた作品で、撮影は上海なので日本人的には違和感もあるのだが、服装や文書などの小道具は綿密な時代考証がなされている模様。本ドラマもやはり演技が素晴らしく、映像も格好良い。現代ロシアのドラマ、映画技術の向上ぶりが分かる。日本人俳優のロシア語が上手すぎて、最初はブリヤート人かと思ったほど。


『トロツキー』 ロシア1(2017)
トロツキーの半生を描く。全8回。「ロシア革命100周年」を記念して制作されたドラマで、高視聴率を獲得、10以上の賞を受賞している。これも史実とフィクションを交えた作品で、特に歴史学者からの批判が多かった模様。ちょっと見た感じでは、確かに劇的に描きすぎているが、ロシア革命100周年記念であえてトロツキーをドラマにする制作者の積極性を評価したい。やはり映像美に優れている。


『オプティミスト』 ロシア1(2017)
1960年代、ソ連外務省内に新たに設置された情報分析班が、米国からの亡命者(アメリカ共産党の女性運動家)と協力しながら、党やKGBからの介入と戦いつつ、U2撃墜事件、キューバ危機など数々の難題と対峙する。全13回。部署も登場人物も架空の話だが、当時の東側エリートの仕事ぶりや生活ぶりを垣間見ることができ、非常に興味深い。
posted by ケン at 00:00| Comment(0) | サブカル、音楽、アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする