2018年04月16日

山崎雅弘『西部戦線全史』

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『[新版]西部戦線全史 死闘!ヒトラーvs.英米仏1919ー1945』 山崎雅弘 朝日文庫(2018)

別の出版社だが、学研M文庫の再販。
第二次世界大戦におけるドイツと米英仏との戦争、いわゆる西部戦線に焦点を当てる。第一次世界大戦とヴェルサイユ条約から戦間期を経て対ポーランド戦に至る歴史も十分に踏まえており、ドイツ降伏まで全体で640pにも及ぶ大部で読み応えがある。大部ではあるが、文章は非常に明解で、100点からの地図や部隊表も理解を補助してくれる親切設計なので、読む負担は大きくない。最近は1970年代の戦記物を読む機会が増えているが、年寄りには文字が小さくて厳しいものがあったので、文字の大きさも助かる。
全般的にはオーソドックスな記述で、私程度のマニアであれば、特段の真新しさは感じられないが、「西部戦線全体の通史」というのは意外と類書がなく、知的好奇心を満たすのに十分だったといえる。
posted by ケン at 13:10| Comment(0) | 学問、文学、教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする