2018年07月11日

逃亡奴隷も逃亡幇助の自由民も皆逮捕

【ベトナム人不法就労 助長容疑の男再逮捕】
 外国人技能実習生などのベトナム人16人が失踪し、後志管内ニセコ町のホテルで違法に働いていたとされる事件で、道警外事課などは29日、入管難民法違反(不法就労助長)の疑いで、東京都大田区大森東2、人材派遣業東郷芳弘容疑者(53)=同容疑で逮捕済み=を再逮捕した。逮捕容疑は1月〜5月末ごろ、ニセコ町のホテルで、いずれも就労資格のないベトナム国籍の男(20)=同法違反(不法残留)の罪で起訴済み=と女性(30)の2人を、客室などの清掃員として働かせた疑い。
(6月29日、北海道新聞)

劣悪な待遇に耐えかねて逃亡する技能実習生が増え続けている。2012年の2,005人に比して、2017年には7,089人にまで増加、特にヴェトナムからの実習生の逃亡が増えている。これに対して実習制度に反したと法務省が認定した「不正行為」は、減少傾向にあるという。結果、政府は逃亡した実習生の摘発強化に乗り出し、ここに来て検挙者が急増、逃亡を幇助したと見なされた市民も、上記のような罪状をもって検挙されつつある。

現在ヴェトナムの平均賃金は日本円にして月3万円程度。これに対して技能実習生は時給換算で200〜300円程度と言われ、数字上は12万円程度が中央値のようだが、その少ない収入からまず半分が仲介業者に支払われ、さらに住居費や制服代などが天引きされるというから、「出稼ぎ」としては殆ど用をなさないことが分かる。

外国から騙して連れてきて、一方的に収奪するからこそ制度として成り立たず、逃亡者が続出しているにもかかわらず、待遇を改善するのでもなく、逃亡者を摘発、追放することで制度の存続を図ろうとしているのが現状だ。
実習生の待遇改善が難しいのは、元々正規の最低賃金すら払えない地方の零細企業が、主な制度利用者であるためで、待遇改善は即倒産に繋がる死活問題と言える。この手の悪徳企業が、地方の自民党を支え、政官業報の癒着構造をなしているだけに、不法行為は摘発されず、報道もされないという暗黒を生んでいる。
posted by ケン at 13:02| Comment(0) | 政治、社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする