2018年11月13日

西塘へ日帰り

ようやく仕事も落ち着いてきて、本格的に寒くなる前に一度郊外の名所「西塘」に行ってみたいと思っていた。ただ、ひとりで行くのは若干の不安もあり、大学院生のグループに同行を提案したところ、4人希望者が出て小旅行となった。
とはいえ、問題は学生寮は郊外キャンパスにあり、私が住む市内キャンパスから1時間半近くかかる。

行き方などは学生に任せたところ、「滴滴が一番簡単で速いです」とのこと。
「ライドシェアかよ、これだから最近の子は……」と思わなくもなかったが、私も一度体験してみたかったし、中国では普及しているので了解した。
ただ私自身は朝5時半に起きて、6時過ぎの地下鉄に乗って郊外に向かい、そこの地下鉄駅まで迎えに来てもらう。
車は少し遅れて8時前に出発、9時前に着いたから、約1時間である。こちらの高速は安く、5元と百円もしない。何度か乗り換えて料金所を通ったが、全部で15元で、そこは日本よりはるかに安い。
車は二台で380元(8000円)だったが、ガソリン代と高速代を考えると、運転手の儲けはどうなんだと思わなくもない。

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西塘は「ミッション・インポッシブル3」が撮影されたことで少し知られたが、観光地としてはマイナーな方らしく、色々整備されているし、非常に穏やかで美しく、街路も独特でありながら、中国としては珍しく観光客が少ない。いわゆる「水郷古鎮」である。

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今回も参加者は女の子ばかりな上、地方の大学からこちらの大学院に入って、初めての遠出とのことでテンションが上って、どこまでもキャッキャしている。私の年齢からするともはや娘の年なので、殆ど父親目線なのだが、中国の若い女性は言葉のせいもあるだろうが、非常に明るく、いつもキャッキャしている感じ。日本の1970年代から80年代のイメージに近いかもしれない。どうということのないお土産物屋さんでキャッキャしているのを見てるだけで幸せな気分になってくる。
この辺の感覚は、日本でもロシアでもあまり感じられなかったものだが、最近思うのは日本とロシアに共通するのは「人間を不幸にしかしない社会システム」なのではなかろうかということである。まぁそれは別の機会にしよう。

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ただ水郷の中を歩き、あるいは街路を抜け、あるいは舟に乗って楽しむだけなのだが、小さい博物館や古い邸宅と庭園があちこちにあり、広くない割にずいぶんと歩かされるし、飽きもしない。落ち着いた雰囲気が非常に良い感じで、時間の流れも緩やかに感じられる。

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中国は観光の点ではまだまだ回れていないが、ここは非常に心地よかった。曇りがちな日が続いているのに、天気が良かったことも幸いした。一泊しても良いくらいだ。
水郷の中の食堂で食事して、3時過ぎのバスで帰途につく。こちらは38元。市内のバス停からは、教員寮までも学生寮までも1時間ほどかかる。
ライドシェアが一人平均50元弱だったことを思えば、家まで来てくれるライドシェアの方が良いに決まっている。どう評価すべきか難しいところだ。
しかもバスの場合、乗るときにも降りるときにも身分証や手荷物の検査があり、色々うるさい(ロシアほどではないが)。これでは、公共交通機関が衰退してしまいそうな気もするが、バスはほぼ満席だったし、帰りはライドシェアでは難しいのかもしれない。
いずれにせよ、日本から客が来たときには必ず連れてゆきたい場所となった。

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ただ、こちらが「昼食は持つよ」「舟代は持つよ」と言っても、学生たちは頑なにワリカンを主張。こういう芯の強さはいかにも中国女性かもしれないが、年上の男性としてはいささか居心地が悪いのも事実だ。
まぁ皆が楽しんで満足してくれればよいのだが。。。学生も満足そうだったのでまた企画したいところだが。。。
posted by ケン at 12:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする