2018年12月02日

ロシア国内も対日融和機運

【北方領土引き渡し、ロシアで賛意増加 経済協力期待か】
 日ロ首脳会談を1日に控えたロシアの世論調査で、北方領土の日本への引き渡しを支持する回答が17%にのぼり、2016年の同様の調査から10ポイント増えた。反対意見が7割超で圧倒的に多いのは変わりないが、経済的な見返りへの期待のほか、ロシアの世論が変わりつつあるとの見方もある。
 調査は11月22〜28日、ロシアの独立系世論調査機関「レバダセンター」が実施した。同30日に公表された結果によると「平和条約の締結と日ロの経済協力の発展のため、(北方領土の)島のいくつかを日本に引き渡すことを支持するか」という質問に、17%が「支持する」と答えた。
 北方領土の引き渡しについて同センターが調査するのは1992年以降、今回で13回目。引き渡しを支持する意見が10%を超えたのは92年10月(12%)以来で、「支持しない」(74%)の割合も、93年以降では最も低かった。
(12月1日、朝日新聞)

ロシア国内では圧倒的に「引き渡し反対」が強いわけだが、これは単なる大国意識=ジャイアニスムの現れであって、それ自体はあまり気にする必要はない。
むしろ記事に書いてあるとおり「少しでも増えている」というわずかな変化が、ソ連・ロシア学では重要となる。
朝日にも一人くらいはまともな記者もいるようだ。

プーチン氏が大統領であること、ロシアが欧米と厳しい関係にあること、ロシア国内でも有識者を中心に対日融和の機運が高まっていること、そして日本では戦後最大の権力を握る安倍氏が総理大臣にあることなどを鑑みれば、どう見ても「千載一遇の好機」でしかないと思うのだが。

確かにロシア側が今頃になって「ただで返すとは誰も言ってない」みたいなことを言い出しているが、これは彼らのタフネゴシエーターぶりとツンデレぶりを示しているだけで、冷静に対処すれば大丈夫だろう。
北方領土交渉など、本来的(交渉だけ見れば)にはノモンハン事件の幕引き交渉よりはるかに楽なネタなのだから。
posted by ケン at 12:00| Comment(6) | ロシア、中国、国際関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする