2018年12月10日

ゲームカフェで"Battle for Germany"

少しずつゆとりが出てきたが、ブログの方はなかなか追いつかない。
まぁゆるゆるやります。
というわけで、先週の続き。

「どれやる?」といろいろ提示してもらったのは良いが、どれも日本語ルールしか無く、一から説明する必要があるものばかりで、ちょっと厳しい。だが、コマンドマガジン日本やゲームジャーナルの作品は有志による中国語訳が進んでいるようで、これなら中国語訳もあると言われたのが、CMJ102号の「Battle for Germany」だった。
と言っても日本のゲームではなく、SPI作品のリニューアルという古典中の古典。日本ではタクティクスの付録になって、話題になったそうだが、自分は覚えていない。

日本製のゲームの翻訳が進んでいるのは、やはり翻訳のしやすさが背景にある。何せ現代中国語において、近代化・産業化に必要となった用語の大半は、戊辰・明治期に日本で翻訳されたものを流用しているからだ。「大半」というのは決して過言ではない。例えば、人文・社会科学分野の用語の6〜7割は日本で作られた熟語が使われている。
以上の一文を見ただけでも、「製」「翻訳」「現代」「近代」「化」「産業」「用語」「人文」「科学」「分野」が日本漢語の逆輸入なのだ。
つまり、難解な文章ほど日本語との共通度が増す仕組みになっており、自動的に読解力が上がる構造になっている。逆に、分かりやすい日常的な文章ほど、中国人には難しい話になっている。結果、ゲームのルールは自動翻訳だけでも相当に精度が高いものになるのだ。ただ、ゲームのルールはカタカナ語が多いことが問題で、中国向け輸出を考えているデザイナーは、ルール作成時に一考したほうが良い。
これは余談。

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本作は、1944年末から45年4月までのドイツ本土防衛戦をシミュレートしたもので、ドイツ軍に対して西側連合軍、ソ連軍が東西から挟撃、ベルリン進攻を競争する仕組みになっている。
二人用ゲームだが、三人プレイが望ましいと思われる。今回はドイツも東西に分かれて四人でプレイ。ケン先生はソ連軍を持たせてもらった。
ルールは至ってシンプルで、移動と攻撃、攻撃は戦闘比で、戦闘後前進は1ヘクスというもの。
勝利条件も超シンプルで、先にベルリンを占領した方が勝ち、4月までに占領できなければ、ドイツの勝ち。
本作は、全滅しても米ソはすぐ復活するので(全部ではないが)、損害を顧みずに攻撃するのが肝要だ。

自分はソ連軍らしく、1対1でも必要があれば攻撃するスタンスで進め、3月にはベルリンを占領できそうな勢いで進んでいたが、西側のドイツ軍担当者がド素人だったらしく、戦線をつくらずに放置していたため、米英軍があっけなく、西側ドイツ軍を包囲して、ベルリンに突入、終了してしまった。
私の正面の東側ドイツ軍を担当した人はベテランっぽかったので、「指導しろよ!」と思ったのだが、中国では他人のプレイに口を出さないスタイルかもしれないので、そこは我慢。しかし、納得のいかない終わり方となった。

ゲーム的には、シンプルでプレイアビリティも高いのだが、ドイツ軍はただ叩かれて戦線を整理するだけなので、あまり面白そうに見えない。まぁ古い作品だからね。しかし、古典としては名作の一つなのだろう。
posted by ケン at 12:00| Comment(0) | ゲーム、囲碁 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする