2019年02月19日

ガンツ氏の冥福を祈る

【スイスの俳優ブルーノ・ガンツ氏死去『ヒトラー最期の12日間』で主役】
 スイスの俳優で、映画『ヒトラー〜最期の12日間〜(Downfall)』でアドルフ・ヒトラー(Adolf Hitler)役を、『ベルリン・天使の詩(Wings of Desire)』で天使の役を演じたブルーノ・ガンツ(Bruno Ganz)氏が16日、77歳で死去した。同氏の代理人が明らかにした。同代理人によると、ガンツ氏はスイス・チューリヒの自宅で同日早朝に亡くなった。がんを患っていたという。
 映画、舞台の俳優として活躍したガンツ氏は、ドイツ語圏を代表する第2次世界大戦後の俳優で最も偉大な一人とされる。2004年には、ヒトラーが地下要塞で苦しみながら過ごした最期の日々を描いた『ヒトラー〜最期の12日間』に出演。ガンツ氏は危険かつ陰気なヒトラーを演じ、その繊細な演技は多くの評論家から比類なきものと評価された。ドイツ語圏の俳優は歴史的にヒトラー役を演じることをちゅうちょしてきたが、チューリヒ出身のガンツ氏は自身がスイス人であることが役を演じるのに必要な緩衝材になったと認めていた。ガンツ氏は1987年の『ベルリン・天使の詩』では、東西ドイツ統一前のベルリンで平凡だがもの悲しいひとときを見守る天使ダミエルを演じた。
(2月17日、AFP=時事)
ガンツ氏の逝去に際し、衷心よりお悔やみ申し上げます。

日本の報道ではスイス人であることへの言及が少なかったが、その辺はさすがAFPである。この辺の機微が分からないと、ヨーロッパを理解するのは難しい。
ガンツ氏と言えば、『ヒトラー〜最期の12日間』が最初に出てくるのは避けられず、私も彼の演じたヒトラーは最高傑作だと思う(今ではとある空耳の方が頭にこびりついているものの)。
しかし、『バーダー・マインホフ 理想の果てに』で彼が演じた連邦刑事局長官役もすばらしかった。「反テロ」「自由民主主義の擁護者」として、「テロリストの人権」「自由主義者として暴力にどう立ち向かうか」を悩む姿を見事に演じた技術は全く賞賛するほか無い。DVDは持っているので、もう少し時間があれば見直したかったくらいだ。

結局まだ実写版「ハイジ」は見ていないのだが、どこかで彼の遺作も見ておきたい。
posted by ケン at 09:34| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする