2019年08月08日

再戦!GMT「Stalin's War」

世評の評判は酷いながらも、個人的には高く評価しているGMT「Stalin's War」を再戦。
10時に集まり、ルールを再確認しながら18時近くまでプレイして1942年春の終わりまで。
いかんせん「カードドリブンとヘクスの折衷」という独特なルールなので時間が掛かったが、慣れればもっとサクサク進めそうだ。

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今回は独軍をO先輩に持ってもらい、ケン先生がソ連。
1941年夏の終わりにはモスクワ前面の森ヘクスにドイツ装甲軍が突入、カリーニンまで占領され、「やっぱりダメか?」と思ったものの、案の定、歩兵が追いつかず、キエフとレニングラード方面はほぼ手つかずで、リガすら落ちていないという、かなり歪な「バルジ」状態になっていた。
結局ドイツ軍は戦力不足でモスクワを攻めるには至らず、冬に備えて戦線を整理。
ソ連側はカードの巡りが良く、早々に登場したシベリア軍団で反撃してドイツ軍にいくらか損害を与えるも、攻勢を続けるほどの余力はなく、膠着状態に。

ドイツ側は南方で進んでいなかったため、全くVPが足らず、サドンデス負けすら予想される事態になり、「1942年夏はブラウ作戦でVPを稼がないとサドンデス負けだけど、サドンデス勝利に必要な20VPは絶対無理」という判断に落ち着いた。
恐らくは、ここからは史実通りに独ソが延々と殴り合いを続けるも、回復力の点で段々ソ連がドイツを圧倒するようになり、「1945年夏までに0VPにする」というソ連側の勝利条件が満たされるかどうか(満たされなければドイツの勝ち)がポイントとなるのだろう。

こうして見ると、「仮にモスクワが落ちても、スターリンが死んでもソ連は戦える」という前提・仮定の下に、最新の独ソ戦研究の知見を反映させたシミュレーションになっているわけだが、それだけに「モスクワを落とせば(ほぼ)ドイツの勝ち」みたいな従来の単純な勝利条件になっておらず、両プレイヤーともに「俺は何をすべきなんだ?」となりがちな作品である。恐らくは史実もそんな感じで、だからこそ「南旋回」や「青作戦」が生起したのだろうし、その辺の事情がきちんとシミュレートされているわけだが、ゲームとして考えた場合、「プレイしづらさ」が残る出来となっている。

個人的にはプレイアビリティも高く、「是非ともこのシステムで日露戦役のキャンペーンを作りたい」と思わせるくらいなのだが、一般ウケとなるとなかなか厳しいのかもしれない。
posted by ケン at 12:00| Comment(2) | ゲーム、囲碁 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする