2019年10月09日

金の延べ棒は「預かっただけ」?

【関電“金品”は金の延べ棒や小判 1億円以上受領の役員も】
 関西電力の役員らが、高浜原発がある福井・高浜町の元助役から多額の金品を受け取っていた問題で、この金品の中には、金の延べ棒や小判なども含まれていたことがわかった。1億円以上受け取っていた役員もいたという。この問題は、関西電力の八木誠会長や岩根茂樹社長ら役員20人が、高浜町の元助役で2019年3月に死亡した男性から、およそ3億2,000万円の金品を受け取っていたもの。関係者によると、この金品は現金だけでなく、金の延べ棒や金杯、小判などの高額品も含まれていたことがわかった。1人で1億円以上を受け取っていた役員もいたという。関西電力は2日、会見を開き、一連の経緯や調査の内容などを明らかにすることにしている。
(10月2日、FNN)

賄賂ももらい方も現金ではなく金になるとか、だんだん開発途上国並みになってきたぞ。いや、開発独裁国か。
しかし、国内で流通している金板は追跡できるように刻印がなされているはずだから、刻印の無い不法金塊なのかもしれない。小判は流通段階で美術品の扱いを受けるので、やはり当局の目を意識してのものだったと考えるべきだ。
同時に、人口わずか1万人に過ぎない高浜町が3億円以上の賄賂を民間企業に送っていたのだから、その出所も気になるところだ。ちなみにネットで確認したところ、同町の一般会計予算は年間100億円で、予備費は300万円しか無い。

ところが、贈収賄罪となると、贈賄を担った「助役」が死亡していることから立件は難しいという観測が根強い。
まさに「死人に口なし」であり、それだけに死因も気になるところだ。
しかも、受領した側が「恫喝されてやむなく受け取った」という斬新すぎる言い訳を平気でしてしまうあたり、居直り具合が半端ない。贈収賄発覚時の言い訳の先駆けになりそうだ。

国務大臣は賄賂を受領しても「返還したからOK」と居直り、公益企業である電力会社幹部は零細自治体の税金から億単位の賄賂を受領しても「預かっただけ」と居直る。皇族や高級官僚は起訴すらされない。
いやはや、ご立派な(犯罪者)放置国家であること。

【追記】
件の元助役が「同和」ゴロだという話が一部で上がっており、奈良出身の議員の秘書を務めていた身としては、思い当たりまくりのところもあって、ますます闇の深さを垣間見た次第。
posted by ケン at 12:00| Comment(0) | 政治、社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする