2019年10月11日

建国70周年パレード

【中国建国70年、大規模軍事パレードで最新兵器を誇示】
 中国は1日、建国70周年を迎えた。習近平国家主席は記念式典で演説し、平和的発展の道を堅持すると誓う一方、人民解放軍は中国の主権と安全保障を断固として守るとも述べた。また大規模な軍事パレードが行われ、大陸間弾道ミサイル(ICBM)など、最新兵器が公開された。
 1日に建国70周年を迎えた中国で、大規模な軍事パレードが行われた。中国は、多くの課題に直面している。米国との貿易戦争や、香港の反政府デモなど。だが、華麗な儀式や、最新兵器へと目を背けた。習近平国家主席は記念式典で、自信に満ちた様子で演説。
「いかなる勢力も、中国の地位を揺るがしたり、中国の人民と国家が前進するのを止めることはできない」
 香港を何カ月も揺るがしている社会不安については言及しなかったものの、自らの立場は明確にした。
「中国は香港の永続的な繁栄と安定を維持しなければならない。祖国の完全な統一に向けた努力を続ける」
習主席は軍の近代化に力を入れており、この日、その成果が披露された。習主席は居並ぶ兵士らを称賛し、その努力を称えた。
 人民解放軍は一連の国産兵器を公開。複数の核弾頭を搭載し米国に到達可能なICBM「東風41」など。70台の山車や1万5000人の兵士が参加した軍事パレードは2時間以上も続き、数百万人が生中継を見た。ただ、当局がCO2排出量の厳しい取り締まりに向け懸命な準備をしていたにもかかわらず、空は濃いスモッグに覆われていた。
(10月2日、ロイター)

私も滞在中に一度は見に行きたいと思っているのだが、簡単ではなさそう(たぶん無理)。
私が住んでいるところは、今のところあまりスモッグに遭遇していないが、北京は相変わらず酷いらしい。
北京の学術エリートが、「子どもの成長に悪いから」とわざわざ出世街道を棒に振ってまで、こちらに来るくらいなのだから。

それはさておき、自分もテレビで見るだけになってしまった軍事パレード。
確かに統率も行進も整っており、装備も近代化していて、もはやかつての「旧式人民軍」の姿は見受けられない。
だが、どこか、何か、説明できないのだが、あまり強く見えないところがある。

人づてに聞いた話だが、駐留武官の経験もある自衛官の方に「アジアの軍隊で、どこの兵が一番強そうですか」と聞いてみたところ、

「色々な要素があるから一概には言えないけど、装備面を除けば、一番ヤバそうなのはフィリピン軍」

と答えられたとのこと。
これは意外と腑に落ちる話で、実はアジアの軍隊の中で、最も実戦を経験しているのがフィリピン軍だからだ。
むしろフィリピン軍以外は、近年はほとんど実戦を経験していない。

歴史的にも、大坂の陣で徳川軍は面白いくらいに大坂側の浪人部隊にボコボコにされてしまったが、これは徳川軍が最後に実戦を経験したのが四半世紀前の小牧・長久手戦で、以降、朝鮮戦役も関ヶ原も戦わなかったことに起因していると考えられている。

現代のロシア軍がGDP=国力においてはNATOに圧倒的に劣るにもかかわらず、「めちゃヤバイ」感を発しているのは、ユーゴ内戦、チェチェン内戦、対ジョージア戦、ウクライナ内戦など、常に実戦を経験し、その経験値を継承しているところが大きいのだろう。

その意味で、中国軍にとって最後の実戦は1979年の中越戦争であり、それも一ヶ月で終わっているだけに、軍隊の経験値としてはかなり不安があると言えそうだ。
まぁロシアやアメリカでも無い限り、普通は経験値を積むために戦争しようなんて考えないわけだが・・・・・・
posted by ケン at 12:00| Comment(2) | ロシア、中国、国際関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする