2020年01月08日

秋元議員と小泉大臣が象徴する日本

【IR汚職で逮捕の秋元司議員が披露していた土地錬金術 口銭稼ぎの達人は単なる守銭奴】
 カジノ事業を巡る汚職事件で、内閣府の前副大臣としてIR(統合型リゾート)を担当していた秋元司衆議院議員(48)[東京15区]が収賄容疑で逮捕された。そして彼を「不動産取引情報の達人」だったと指摘したフェイスブックが話題になっている。ご覧になっていない方でも、「そういう政治家だったんだなあ」と腑に落ちるに違いない。その内容をご紹介する前に、秋元容疑者の経歴や逮捕容疑などを確認しておこう。
 秋元容疑者は1971年生まれ。鹿児島市内の市立小学校と中学校、そして県立高校を卒業、92年に大東文化大学の経済学部に入学した。大東大は東京都の板橋区に本部を持つほか、埼玉県東松山市にキャンパスを擁している。大学生となった秋元容疑者は93年、東京10区などで衆議院議員を務めた小林興起氏(76)の大学生秘書として事務所に入所する。96年に卒業すると、2000年には小林氏の公設第1秘書に就任した。04年の参院選で比例区から自民党公認候補として出馬、初当選を果たす。翌年の郵政民営化法案の採決で反対票を投じて処分を受けたことが話題になった。
 09年に母校の大東文化大で理事に就任するが、10年の参院選で落選。12年には衆院に鞍替えして東京15区で出馬、落選するも比例復活を果たした。こうして衆院議員となった秋元容疑者だが、IRやカジノに理解を示す議員として知られていたという。
(1月7日、デイリー新潮より抜粋)

「はした金はもらわねえよ。あり得ねえよ。ほんとばかたれ」
「1億、2億なら別だが俺は正面から堂々ともらうんだから」

いわゆる三バンを持たない議員は多くをカネに依存せざるを得なくなる。東京選出なのにやくざっぽさ丸出しの秋元氏と、横須賀選出で「小泉組」の曾孫である小泉大臣のスカスカ感は、現代日本の何かを象徴すると同時に、立候補者個人と個人後援会に選挙の殆どを依拠せざるを得ない選挙区型選挙の不可避な結果でもある。

議員というのは一回だけならサイの出目が良ければ(09年の民主党や12年の自民党のように)、あっさり当選して議員になれることもあるのだが、連続当選となると「実力」が問われる。
この「実力」は、伝統的には三バンと言われる、地盤(人脈)、看板(名声)、カバン(資金力)が重要とされている。自民党の旧田中派系列では、特に地盤とカバンを重視しており、戸別訪問を何万件こなしたか、いくらカネを集めたかで候補者の「質」を計っている。
有り体に言えば、一万軒訪問した候補者より三万軒訪問した候補者の方が強く、500万円集めた候補者より2000万円集めた候補者の方が強い、という話だ。これは絶対的な要素ではないが、相対的には正しく、候補者の基礎力としては否定できない。
日本で女性議員がいつまで経っても増えないのは、ここに起因するところが大きい。女性議員を増やしたいのであれば、現在の選挙区制度は完全に廃止すべきだろう。

さらに自民党の中でのし上がっていくためには、さらなる付加価値を付ける必要がある。
小泉氏のように名声だけであっという間に大臣に据えられるケースがある一方で、秋元氏のように殆ど徒手空拳で自民党に入ったものの場合、カネでブイブイ言わせるほかない。それは田中角栄の系譜でもある。
秋元氏の場合、東京という自民党が強くない選挙区でもあるため、なおさらカネでモノを言わせるほか無かったのだろう。

いわゆる三バンを親から受け継いで、コロンビア大学でアメリカの忠犬として仕込まれた小泉大臣(普通は関東学院大学からコロンビア大学の修士課程など入れるものではないが、同学の政治学科は特殊な意図がある)。
徒手空拳で地方から上京して三流大学を出て自民党の国会議員にまでなり、不動産とカジノ(パチンコ)の利権で周囲をブイブイ言わせてきた秋元氏。

現代日本政治の縮図である。
posted by ケン at 12:00| Comment(2) | 政局ほか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする