2020年01月28日

この世界の(さらにいくつもの)片隅に



帰国して映画館に駆け込んだくらいの勢いで見た。
気づいてみれば3年前の作品だが、この三年間で世界各国で70以上の賞を受賞したという。
国際的には殆ど評価されなかった『シン・ゴジラ』と違って、普遍的なテーマを描いていると言うことかもしれない。

本作は30分ほどのシーンが追加されて再編集されたものだが、見た印象(感想)はかなり異なる。
本作では、より登場人物の内面描写に焦点が当てられ、私小説的な要素が強まっている。
オリジナル版でも十分に心に刺さっていたが、本作は刺さってさらに染み渡る感じだ。
逆を言えば、オリジナル版でも十分に情緒的だったものが、いささか情緒過剰になったとも言え(感情移入しすぎ)、その辺が評価を分けるところなのだろう。
個人的には、「どちらもあり」で、確実に言えるのは「ただの長尺版ではない」ということだろうか。

平日の昼間に見たが、かなり高齢層の方が多く、幅広い支持があるのだなぁと思った次第。
改めて2010年代の傑作の一つである。
posted by ケン at 12:00| Comment(0) | サブカル、音楽、アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする