2020年02月29日

香港政府が全市民に14万円の現金支給

【香港政府、市民に14万円の現金支給 新型コロナで】
 香港政府は26日、新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けた市民生活を支援するため、永住権を持つ18歳以上の香港住民に1万香港ドル(約14万円)を支給すると発表した。対象者は約700万人。香港ではこれまでに85人の感染が確認されている。
(2月26日、産経新聞)

人気取りの側面はあるにしても、これ(一時的ベーシックインカム)が決断できることが凄い。日本もアベノミクスの総決算セールとしていかがだろうか。
14万円を700万人に配る場合、支給総額だけで9800億円となる。手続き費用を込めれば、1兆円超えだ。
香港政府はいっそのこと「店じまい」まで念頭に置いて「在庫一掃セール」しようとしているのかもしれない。

これを日本でやった場合はどうなるか。
日本の総世帯数は約5千万で、世帯ごとに10万円を支給すると考えた場合、支給総額は5兆円となる。
消費税1%分が約2兆円強であることから、消費増税分+アルファの1年分という計算になる。
「消費増税分の緊急前戻し」と考えれば、悪くない案かもしれない。

自営業者にとっては「焼け石に水」であることには変わらないものの、「無いよりはマシ」だろう。
特に非正規雇用者が4割にも達する現代社会において、休業は収入ゼロを意味する。
貯蓄で言えば、二人以上世帯の2割以上、単身世帯の約4割が「金融資産ゼロ」であり、長期休業は即座に死活問題となりかねない。

野党は今こそ「5千万世帯に10万円の現金支給」と「東京五輪の即時中止」を訴えるべきだろう。

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2020年02月28日

カブール傀儡政権は崩壊へ

【アフガン次点候補が政府樹立宣言 「二重権力」、和平に影響も】
 アフガニスタンの大統領選でガニ大統領の再選が決まったことを受け、次点だった政権ナンバー2のアブドラ行政長官は18日の演説で「勝者はわれわれだ」と反発し、自らの政府を樹立すると宣言した。双方が政治的に妥協できず混乱が続けば「二重権力」状態に陥り、反政府武装勢力タリバンとの和平プロセスに影響する恐れもある。アブドラ陣営幹部によると、近く閣僚人事を発表し、州政府幹部なども任命する方針。アブドラ氏は、選挙管理委員会が不正票を完全に除外しないまま最終結果を発表したと主張し「民主主義に対するクーデターだ」と非難した。
(2月19日、共同通信)

ただでさえ全土の10〜20%程度しか掌握しておらず、首都のカブールですら頻繁にタリバンやISからの攻撃にさらされている中、傀儡政権自体が分裂するという。
米政府とタリバンによる撤退交渉もまとまりつつあるというし、撤退が実現すれば、ヴェトナムと同じ状況が現出しそうだ。
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2020年02月27日

伊勢崎ゼミが差別を利用した炎上商法

【ゼミで不適切アンケート 学長「深くおわび」 東京外大】
 東京外国語大は18日までに、国際社会学部のゼミがインターネット交流サイト(SNS)を通じて行ったアンケート調査に不適切な内容があったとして、「不快な思いをされた方々に深くおわびする」とする林佳世子学長名の見解をホームページ上で発表した。
 東京外大によると、アンケートは今月5〜7日に実施。実在するスポーツ選手名を挙げた「見た目は外国人風の人を日本人と捉えるか」という質問や、「在日朝鮮人と日本人の間に生まれた子どもを日本人と捉えますか」という質問などをした。
 ゼミ内の留学生らが周囲から受けた質問から、問題意識を持ってアンケートを実施したという。林学長は「指導教員への対応を含め必要な措置を講じ、再発防止に努めていく」とした。 
(2月18日、時事通信)

この問題はすでに一ヶ月以上前から当該ゼミのSNS向け広告で問題が指摘されていたはず。
ケン先生もブログでは取り上げなかったが、SNSでは外大出身者として問題を指摘していた。
ところが、本人からの回答はこれだった。

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本人たちは炎上商法を自覚の上での行動だったのだ。
本人は「正しいことをしているのだから何が悪い!」というスタンスだが、それこそが「地獄への道は善意によって舗装されている」であろう。

外大は日本全体が内向き化する中で衰退傾向にあり、こうした芸能人を抱えることで何とか「人気」を保とうとしているのだろうが、本末転倒である。
posted by ケン at 12:00| Comment(3) | 教育、法務、司法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月26日

GMT Stalingrad '42を日本初プレイ

シモニッチ氏による「Ardennes '44」系統の新作。
規模は連隊から軍団、1ヘクスは16km、1ターンは4〜7日。
ブラウ作戦、ウラヌス作戦、コーカサス作戦の3本のシナリオと全て含めたキャンペーンが可能。
全てつなげるとフルマップ2枚に変則マップ2枚とビッグゲームになる。
すでに中国で一度プレイしているが、ケン先生のドイツ軍で無双してしまったため、一部の中国の皆さんの間では散々な評価になってしまった。
しかし、自分が見ている範囲では、ソ連側が適切に対応していれば十分にやれると判断したので、日本に帰ってからベテラン相手にもう一度と思った次第。
今回はK先輩にソ連軍を担当してもらい、O先輩に枢軸軍南部、私が同北部を担った。特に南部はルーマニアやらイタリアやら「外国のお友達」が多く、装甲部隊も少ないので、やれることは多くない割に、求められることは多い。シナリオはブラウ作戦。

第一ターン、陣地の無い中央部で突破、まずは北部での包囲を目指す。
北部陣地は2カ所で前進したのみに留まる。
第3ターンには北部にポケットが完成するも、脱出に成功したソ連部隊も少なくない。
このシステムはZoC to ZoCの移動が一部可能で、低比率でも攻撃に成功して脱出を図ってくるため、完全な包囲は難しい。
とはいえ、第4ターンにはドン河にとりつき、第5ターンには大河越しの攻撃を成功させて、渡河を開始した。

南部は地道に前進を進め、第4ターンにはロストフにとりつき、第5ターンの総攻撃で陥落させた。
同じく第4ターンには南部の陣地で頑張っていたソ連軍部隊が重包囲に陥っている。

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5ターン終了時のロストフ

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ドン河を渡って包囲態勢に入りつつあるヴォロネジ。

12時前くらいから始めて、6時半までで第5ターンが終わった程度。
相変わらずルールが細かいため、一々確認しながら進めたので、進みも遅い。


posted by ケン at 12:00| Comment(0) | ゲーム、囲碁 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月25日

T-34 レジェンド・オブ・ウォー ダイナミック完全版


『T-34 レジェンド・オブ・ウォー ダイナミック完全版』 アレクセイ・シドロフ監督 ロシア(2019)

基本はソ連映画の名作『鬼戦車T-34』のリメイクなのだが、制作者たちは明言していない。
認識的には、「同じネタから別の作品をつくった」ということなのだろう。
徹底的に「戦車アクション」に特化した映画で、「ここまでやれば文句ねぇだろ」くらいに突き抜けている。
共通するのは、「赤軍捕虜がドイツ軍の実験用戦車を奪って収容所を脱出する」だけとも言える。

とにかく「戦車ファンサービス」全開の映画で、冒頭部分はT-34/76で独軍三号戦車相手に無双、主要部はT-34/85で独軍五号戦車相手に無双する。
確かに結論だけ述べれば、あり得ないくらい無双するのだが、個々の描写は恐ろしくリアル。
CGや特殊効果を使って戦車内の密閉空間の恐ろしさも見事に表現している。
戦闘シーンについても、非常によく考えられており、「ダイス目が爆発すればこんな感じかも」くらいになっている。
従って、結果的には「え〜」と思うところがあっても、見ている間はまさに「手に汗握る」展開と描写なのだ。
本作を見てしまうと、改めて『フューリー』の駄作っぷりが強調されるだろう。

戦車もT-34は本物だし、ドイツ軍の戦車もなんちゃってではなく、こちらは張りぼてとCGを使っているものの、ちゃんと三号と五号に見える。
主役はもちろんT-34なのだが、ガルパン並の機動を見せ、とにかく速い。
音にも拘りを見せており、戦車内の跳弾音とか、マジで聞いているだけで心臓に悪い。
色々な映像、見せ方があざとい(わざとらしい)側面はあるものの、割り切ってしまえば楽しめるはずだ。

ケン先生が見たのは「ダイナミック完全版」で、通常の「海外公開版」に26分が追加されたものとのことだが、どこが追加されたのか分からないくらい自然だった。元々はこちらがオリジナルなのだろう。
この手の映画にしては長めだが、全く気にならない。
DVD(出たら)は完全版で買うべきだ。
posted by ケン at 12:00| Comment(2) | サブカル、音楽、アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月24日

中国向けオンライン授業を準備中

後期の始業は1週間遅れで当面はオンラインで行うことになった。
早速システムが構築され、着々と準備が進められている。「1週間で病院建設」と同様、凄まじいパワーである。
日本であれば、それを決めるだけで何ヶ月もかかり、システムの構築には半年以上かかりそうなところだ。

とはいえ、オンライン授業の基盤はできても、実際に授業を行うのは教員であり、教員の方はそもそもオンライン授業の技術も経験もなく、その準備もしていないので、むしろこちらの方が大変で、自分も準備に追われている。
いかんせん教材も前年のデータも全て中国に置きっぱなしなので、一から構築する必要がある。
「今どきクラウドにアップしてないのか?」と笑われそうだが、中国経由のクラウドに挙げたくなかったためだ。
つまらないところで政治的指導を受けたくないと思うのは当然だろう。
まぁ、データ化して日本に持ち帰らなかったのは自分の落ち度だが。これはまさに想定外だった。

そんなわけで、ケン先生も突貫工事中である。
とにかく映像と画像を増やし、文字情報をできるだけ少なくするのだが、語学の授業では限界がある。
そもそもオンラインで多人数を相手に語学の授業など想像もつかない。
自分の持ち分は比較的オンラインでやりやすい科目(日本語では作文と聴解)なので良かったが、会話を担当していたら途方に暮れていただろう。
たとえ準備したところで、実践はぶっつけ本番になってしまうので、スピーチコントロール(話し方や速度など)から学生の反応まで、一から百まで手探りになってしまう。
この条件は他の先生も同じなので、とりあえず授業の不手際を責められることはないだろうが、大きな不安を抱えつつ、膨大な作業に取り組んでいる。
posted by ケン at 12:00| Comment(4) | 教育日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月22日

GJ61 幕末京都騒乱を初プレイ

ゲームジャーナル61号「幕末京都騒乱」を初プレイ。
デザイナーは近藤友樹氏。
文久の政変前後の京都市街における佐幕派と勤皇派の争いを、ゲリラ戦などの非対称戦を再現するシステムとして、数々の名作を送り出している「COIN」システムで描く。

プレーヤーは、「会津」「新撰組」「長州」「勤皇志士」の4つの勢力をそれぞれ担当するが、「会津」と「新撰組」は佐幕派、「長州」と「勤皇志士」は勤皇派として同盟関係にある。
特徴的な点は、正規軍である藩兵は、潜伏中のゲリラ部隊である勤皇志士、長州藩士を捜索する能力を持たず、志士、藩士を捜索して摘発するためには、警察部隊である見廻組、新撰組などが必要になるが、警察部隊の火力では正規軍である藩兵に対抗できないというように、部隊の種類ごとに得意分野が異なっている。
そして、各勢力ごとに所有する部隊の種類、可能なアクションが異なっており、このために、基本的に潜伏による破壊工作を得意とする「勤皇志士」、正規軍である藩兵とゲリラ部隊である藩士を両方傘下に収めている「長州」、正規軍である藩兵と警察部隊である見廻組を傘下に収めているが、見廻組は潜伏中の志士、藩士を摘発する能力は、ゲリラ部隊の鎮圧専門部隊の新撰組に及ばないなど、各勢力ごとに特性を生かした作戦が必要になる。

1863〜64年の京都を舞台に朝廷・京の主導権をめぐる佐幕派と倒幕派の争い(2 vs.2)を非正規戦としてシミュレートしている。
会津と長州を正規軍、新選組を警察、勤王志士をゲリラ・テロリストと見立てている。
会津と長州は公家と京世論の支持、新選組はエリア支配、勤王派は根拠地建設を勝利条件とする。

この日は2回プレイして、初回は3時間、二回目は1時間半ほどで終わったが、手軽にプレイできるところも魅力だろう。
史実をある程度知るものなら、「なるほど、そうだよね」と思うところが多く、史実再現性は高い。
エリアは少ないものの、それだけに衝突も多く、展開も早い。
イベントカードは28枚+期末カードなので、2時間かかるかかからないかで終わるだろう。
「A Distant Plain」と比べると、「佐幕対勤王」の対立軸が明確で、行動や目標が被りやすいところが、初心者向けには分かりやすいかもしれないが、熟練者には単調に感じてしまうかもしれない。
また、会津と長州は「禁裏を抑えた方が勝ち」なので、その辺の行動もやや単調になりがちだ。
歴史を知るものとしては、色々追体験できて面白いと思うが、ゲームとしてはやや直線的で単調かもしれない。
新選組は「悪即斬」、勤王志士は「天誅」と叫びまくり、御所では会津と長州が何度も殴り合うという展開に「萌(燃)える」かどうかがポイントだろう。

この日は4人で2回プレイして、会津と長州(同じプレイヤー)がサドンデス勝利(3枚目と4枚目の期末)した。
新選組と勤王派は最後までもつれこんで優勢勝ちしないと厳しそうで、会津と長州がサドンデス勝利しないように政治的に計算して動く必要がある。
既存のCOINゲームはどうしても馴染みの無いテーマが多いだけに、貴重な作品と言えるだろう。
もっとも、アメリカかどっかで応仁の乱のCOINゲームがデザインされつつあるらしいが。。。
posted by ケン at 12:00| Comment(0) | ゲーム、囲碁 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする