2020年02月13日

四半世紀ぶりにインペリウム

四半世紀ぶりにインペリウム(GDW/WDG)をプレイ。
恐らく最後にプレイしたのは大学生の時で、一番良くプレイしたのは高校生の時だったと思う。

中国の会社が版権を買って再版したもので、日本語ルールもある。
発売とほぼ同時に売り切れてしまったようで、1977年の作品であることを考えると、驚異的だ。
この業界では、何十年とプレイされるゲームは恐ろしく少ないためだ。
ケン先生も先日、中国でロシアン・キャンペーン(2)をプレイしたが、やはりデザインの古さが目立ってしまい、「またやろう」という感じにはならなかった。

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インペリウムは古典的なSFゲームで、ジャンプ航路によって接続された星系をめぐって、「帝国」と「地球連邦」が戦う。
両軍とも予算を得て、軍備を整え、恒星系の領土争いを行うわけだが、地球軍は初期戦力や艦船の能力にやや難があるものの、予算が豊富で軍備に制限がない。他方、帝国は初期戦力で地球に勝っているものの、帝国本土からの予算に依存している上、何かにつけて「あれはダメだ、ここはこうしろ」と言われる。
ゲームは一連のキャンペーンを通じて、一方が他方を完全制覇するまで続けられるが、途中で休戦、平和となり、再び開戦するという流れが繰り返される。休戦中に整備した艦船や軍隊が解体、解散したりするし、敗戦側は予算が増やされ、次の戦争では先行でプレイするため、戦役ごとにシーソーゲームが繰り広げられる。
「銀英伝」や「星界の紋章(戦旗)」などのファンにとっては、非常に「そういうことか!!」と納得のいくことの多い作品だ。

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今回は、私とほぼ同じゲーム歴ながら未プレイというO先輩を相手に、ルールを確認しながらプレイ。
ルール自体は決して難しくないのだが、旧版のルールブックは非常に読みづらく、特に初めてプレイする人にとってはイメージしづらい感じだ。
O先輩には「楽しい」帝国軍を味わってもらう。先輩は早々に直訴を行うも、大した成果を挙げられずに二回目にして「直訴禁止」を食らった上、「敗戦」に追い込まれてしまう。
本作における帝国は辺境方面軍司令官なのだが、重巡洋艦以上の建造を禁じられているため、直訴して許可を得る必要があるのだが、直訴するたびに中央政府の印象が悪くなり、対地球戦争で成果を挙げられないと、左遷され、勝手に地球と休戦されてしまう。このため、「帝国は戦場では勝ってるのに、戦争に負けた」ということが良く起こる。これが超笑えるのだ。
O先輩の帝国は、戦力を抽出され、地球軍に殴られ、あるいはゲリラ戦にさらされ、第一次戦役は敗北に終わったが、第二次戦役では反撃に転じ、地球軍を圧倒しつつあったが、そこで時間切れとなってしまった。

本作は、どちらの陣営も決して選択肢が豊富なわけではないものの、何が最善手なのかを考える上で、非常に悩むことが多く、意外と戦術バリアントも豊富で、一回の戦闘でもきちんと考えないと大失敗することもある。
しかし、一回の戦闘どころか、一回の戦争で敗れても、普通に戦争を続けられるため、「俺の戦いはこれからだ!」感が半端ない。
名作の名作たる所以を再認識した次第で、中国製のコンポーネントの上質さも認識させられた。
posted by ケン at 12:00| Comment(0) | ゲーム、囲碁 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする