2020年05月11日

2020年度予算から見えるもの

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補正前の一般会計予算。総額では102.6兆円も、国債費、地方交付税、社会保障費を除くと、27.5兆円になってしまい、そのうち5.3兆円が防衛費となっているが、アメリカは倍増を要望している。
特に社会保障費は毎年1.5兆円以上の規模で肥大化しつつあり、消費増税1%分は2年と保たずに穴埋めされてしまう状態にある。
アメリカの要望はさておくとも、中国・北朝鮮・ロシアを仮想敵とする方針を続ける場合、防衛費は超拡大せざるを得なくなる。だからこそ、安倍総理は外務省を排斥して対露交渉に臨んだわけだが、国内で足を引っ張られて思うようには進められなかった。
対中強硬姿勢を続ける限り、日本は脆弱なシーレーンを守るために、際限なく海軍力を拡大せざるを得ない。日本の政治家は与野党含めて、この辺を理解していないので、話にならない。

財政上の自由度が低下する中で、固定費ばかり肥大化するパターン。少子高齢化と貧困化によってで現役層が減少する中で、国内市場は縮小再生産を繰り返す。少子化に歯止めがかからず、労働生産性も向上しない中、経済成長率は今後も1%前後しか見込めず、財政赤字の負担は重くなる一方にある。

今回の補正予算は16兆円規模だが、その全額が国債で賄われている。そして、自粛延長となった場合、さらに補正予算が組まれる可能性が高い。
国債依存度はすでに歳入の3分の1近くになっており、「33兆円借りて23兆円返す」みたいな話になっている。確かに経済成長が続く場合は、これで良いのだが、今後も1%前後しか成長しない日本の場合、半永久的に借金が膨らむ構造にある。

いずれまた国民の預金を封鎖して「チャラ」にする政策が採られるはずなので、資産のある人は対策を打っておく必要があるだろう。
posted by ケン at 12:00| Comment(0) | 財政、社会保障 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする