2020年07月04日

当選後に意見の相違で離党

【立憲・須藤参院議員が離党届 都知事選で山本太郎氏応援】
 立憲民主党の須藤元気参院議員(42)=比例代表=は17日、離党届を提出した。18日告示の東京都知事選を巡り、党方針に反し、れいわ新選組の山本太郎代表を応援すると表明していた。党は受理していない。自身のツイッターに離党理由について「都知事選を巡る相違がきっかけですが、以前から消費税減税など経済政策で意見の相違があったので必然的な帰結だと思います。お世話になった立憲民主党に感謝いたします」などと書き込んだ。須藤氏は元格闘家で、2019年7月の参院選比例代表に立憲公認で出馬し、初当選した。
(6月17日、毎日新聞)

須藤氏の場合、昨年の参院選で当選して一年も経っていない。
その参院選では、本人は消費税のことなど口にしておらず、政策のアピールすら殆ど見られなかったという。
当人は「以前から消費税減税など経済政策で意見の相違があった」と言うが、「以前から」を証明するものは殆ど無く、勝手に離党したいだけの名目と見られても当然だろう。
そもそも山本太郎が好きで、消費減税を主張したかったのなら、最初から「れいわ」から出馬すれば良かった話で、立民から出馬して殆ど党の経費と人手で選挙を戦い、当選した後に、「実は政策が違った」と言うのは有権者を欺く行為でしかない。言うなれば、議会制民主主義に対する挑戦である。

永田町では、参院全国比例区の場合、「一人立てるのに一億円」とも言われるが、その挙げ句が「お世話になった立憲民主党に感謝いたします」で離党では、詐欺に遭ったも同然だろう。
もっとも、責任の半分は、候補者の人格や背景を精査すること無く、政策を詰めることも無く、「知名度があれば誰でも良い」というスタンスで候補者をかき集めた立民のスタンスと見識にある。所属議員の品質管理は政党の責務であるからだ。
また、議員は党員の代表でもあるわけだが、立民には党員がいないため、「当選できそうなら誰でもいい」という話になってしまっている。
実際、その議員の質は恐ろしく劣悪で、ケン先生がさじを投げた理由でもある。

とはいえ、現実には、まともな人間(こういう人に政治家になって欲しいと思うような)ほど、立候補や政治そのものを避ける傾向が強まっており、与野党を問わず、政治家の質的劣化が進んでいる。

「昔の政治家は優秀だった」とも言われるが、高度成長下なら誰がやっても成功した可能性もあり、「政治家や官僚が優秀だったから高度成長が実現した」のか「高度成長が実現したから政治家が成功者と見なされた」のかについては、歴史家による検証が必要だろう。私自身は、最近後者の方に傾いている。
posted by ケン at 12:00| Comment(3) | 政局ほか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする