2020年12月02日

霞ケ関の融解−帝政日本の終焉か

【20代官僚の退職、4倍超に 河野担当相「危機に直面」】
 自己都合を理由とした20代の国家公務員総合職の退職者数が2019年度に87人に上ったとの調査結果を、内閣人事局がまとめたことが19日分かった。6年前の21人から4倍超の増加となる。河野太郎国家公務員制度担当相が18日付の自身のブログで公表し「危機に直面する霞が関」と問題提起した。調査結果によると、30歳未満の国家公務員の中で「辞める準備をしている」「1年以内に辞めたい」「3年程度のうちに辞めたい」とした人が男性で約15%、女性で約10%となった。退職理由を尋ねたところ「もっと自己成長できる魅力的な仕事に就きたい」との回答が男性49%、女性44%。
(11月19日、共同通信)

退職理由を尋ねたところ「もっと自己成長できる魅力的な仕事に就きたい」との回答が男性49%、女性44%。

つまり、退職希望の若い役人の半数近くは霞が関の仕事を「自己成長できない、魅力のない仕事」だと思っているということ。
それは否定しないが、「自己成長できて魅力的な仕事」とはどんなものか。若いうちからそんな仕事ができる職場って、どこにあるのか、という「青い鳥」臭がプンプン。いや、Netflixか!まぁ日本にあまり無いことは確か。

国会関係で言えば、私も長年「通年国会にして、委員会は半年先までキッチリ設定し、質問は2週間前提出を基本とすれば、7割解決。さらに陳情を禁止すれば95%解決」と主張したが、何一つ解決していない。要はやる気がないだけ。

陳情は癒着と腐敗の根源。質問も陳情も、対応者は国会対応官のみとし、ネット上で予約制にして、政官の接点を極限まで減らすのが良いだろう。
陳情は言葉だけ聞くと、何が悪いのかと思うかもしれないが、実は利権と腐敗の巣窟。
日本の議員というのは、国会、自治体を問わず、陳情を受けて、霞が関や自治体にゴリ押しして予算や利権を獲得し、その謝礼として献金や接待を受けるものだからだ。そこには、有力議員にアクセスを持つものが自らの権益を一方的に拡大させる構図がある。逆を言えば、アクセス権を持たない一般人は不当に権益を侵されているとも言える。
自民党秘書の仕事の95%は陳情処理で、だからこそ巨額の献金が得られる構造になっている。民主党は「陳情処理をやらないから選挙に弱い」とされ、小沢一郎が陳情処理システムを構築したくらいだった。

そして、官僚の重要な仕事の一つは、議員からの陳情を効率よく処理することにあり、上手くやれば有力議員とのコネができ、さらには天下り先も確保できる構図になっている。
posted by ケン at 12:00| Comment(2) | 政治、社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする