学生からまさかの文学講座の開設要望。
普段小説なんてあまり読まないのだが、私の文学の話は一定の人気があり、一学年に一人二人はこうした要望が上がってくる。
語学教員兼政治研究者としては、色々フクザツすぎる。。。
専門家ではないので、純文学にこだわらず、SFや推理小説、あるいはライトノベルをも教材に取り上げるからなのかと推察される。
確かに自分も担当している4年生の読解は文学なのだが、その国家指定教科書が恐ろしくつまらないもので、あまり逸脱もできず、教員、学生ともにモチベーションを下げているとしか思えない。まぁ、いかにも全体主義国なのだが、学生には気の毒としか言いようがない。
逆に、指定教科書を読むだけなら、中国人の教員で十分であり、ネイティブ教員が担当する必要はないはず。この辺は人員配置の問題であろう。
もっとも、私に好きに文学を語らせたら、南條範夫「一族自刃、八百七十名」や「駿河城御前試合」を読んで、延々と修羅物の話をしてしまいそうで、やっぱりダメなんじゃないかと思うが(笑)