そこで、「2020年の三大ゲーム」を挙げておきたい。
1.Indie Boards & Cards「Aeon's End」

シャッフルしないデッキ構築型協力ゲーム。
基本セット以外にも、次から次へと新たなボス敵(拡張セット)が作られるのだが、これが同じシステムなのに飽きさせないヴァリエーションを形成している。
自分のキャラを代えても面白いし、サプライ・デッキを代えても面白い。
勝つのは非常にシビアで、負けるとプレイヤー間で検討、議論がなされ、再戦を挑む流れが非常に心地よい(そして疲れる)。
1プレイ1時間程度なのに、非常に充実したプレイができる名作である。
【追記】
参考程度の翻訳で良ければ提供しますので、ご興味のある方は、kenuchka@ヤフー.co.jp までご連絡ください。
「Aeon's End: The New Age」と「Aeon's End: War Eternal」があります。同「Outcast」も間もなく翻訳開始!
2.GMT「Stalingrad '42」

シモニッチの新作。ブラウ作戦からコーカサス侵攻、スターリングラード攻防戦までのキャンペーン。
結局ブラウ・シナリオを途中までしかプレイできていないのだが、バランスも良さそうで、作戦の全体像がわかる佳作。
やはり合宿をして2日くらい続けてプレイしたい。
3.AoT「Operation Ichi-go」

Against the Odds誌52号の付録でタイ・ボンバのデザイン。
非常にコンパクトなルールとシステムで大陸打通作戦を再現する。
日本軍が簡単に昆明や重慶まで進撃できたり、微妙すぎるところはあるものの、その場合、アメリカ軍が上海などに上陸する展開となり、「何がなんだか」のカオスとなる。
キワモノ感が満載な上、中国軍はほぼ「援軍を置くだけ」なのだが、日本軍プレイヤーは超楽しめる珍しい作品である。