【ANN世論調査 菅内閣支持率続落34.8%】
ANNの世論調査で菅内閣の支持率は34.8%でした。政権発足直後に60%を超えていた支持率は大幅に低下し、前回調査に続いて「支持しない」が上回っています。
調査はこの週末に行われました。菅内閣の支持率は34.8%で12月の前回の調査から3.6ポイント下がりました。一方で、「支持しない」とした人は2.9ポイント上がり、42.5%となりました。
新型コロナを巡る政府の対策については、「評価しない」が65%で、前回調査からさらに上がりました。
政府が東京都や大阪府など11都府県に発令した緊急事態宣言の範囲については、7割を超える人が拡大を求めました。
国会で特措法を改正し、時短営業などに応じない事業者に罰則を設けることについては、「必要はない」と答えた人が49%で「必要がある」を上回りました。
東京オリンピック・パラリンピックの開催については、「予定通り7月に開くことで良い」との回答がわずか1割にとどまりました。
(1月18日、テレビ朝日系)
いわゆる「ババしか入ってないババ抜き」だから。
こんな時代に政治家をやりたがるのは、「俺がやれば全て解決」「俺でも議員になれる」「今のうちに利権回収」という連中が多く、特に若い層では前二者が圧倒的に多い。
今の時代、政治家は何を言っても、何をやっても叩かれる傾向が強く、支持を受けるためには自己演出に長ける必要がある。それは政見や政策能力、ましてイデオロギーとは無縁のものであり、芸能人的才能と言える。結果、「より多くのイイネをもらって、より多くの人と飲んで、より多くの人と握手したものが当選する」という世界になってしまっている。
これでは、およそ状況を打開できるような案を提示できる政治家など生まれるわけがない。
菅氏の場合もこのタイミングでしか総理になれなかっただろう。安倍氏の「一回誰かにバトンタッチして、災厄だけ引き受けさせよう」という見込みは当たったものの、菅氏は安倍復活を阻止するために検察を動かしたと聞く。
「1945年4月のベルリン」的状況に近づいている。