2016年08月08日

オールスター・バレエ・ガラ(2016) Bプロ

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時間が経ってしまったけど、一応報告だけ。
最近はバレエを観る頻度がやや下がっているけど、どうしても外せないものはある。それでも、ザハロワとレーピンの夢の共演は参院選の動員により行けなかった。が、このオールスター・ガラは、半年以上前から分かっていたので、月末の公演のチケットを取った。

「ラプソディ」 フェリ、コルネホ
「白鳥の湖」 アナニアシヴィリ、ゴメス
「Fragments of one's Biography」 ロパートキナ、エルマコフ
「ジゼル」 ザハロワ、ロブーヒン
「リーズの結婚」 マーフィー、エイマン
「プレリュード」 ロパートキナ、エルマコフ
「フー・ケアーズ?」 マーフィー、エイマン
「ディスタント・クライズ」 ザハロワ、ロブーヒン
「レクリ」 アナニアシヴィリ
「ル・パルク」 フェリ、コルネホ
「眠りの森の美女」 トレナリー、ゴメス

「オールスター」だから仕方ないとはいえ、演者の高齢化は否めない。53歳というフェリ女史の現役復帰という、大ネタもあるだけに尚更だ。確かに下手に若い人を出すと技術格差がハッキリしてしまうので、難しいのだろうが、そこを調整するのもプロデューサーの手腕だろう。
前半はオケによる演奏だったのに対し、後半は音源によるスピーカーの音出しとなったが、この音質がとにかく劣悪で、せっかくの世界トップによる舞踏を台無しにしていた。主催者側も納得していたのだろうか。

肝心の舞台演目は、クラシックとモダン系を交えたものだったが、全体的に「どこかで観たことがある」感のある無難な演出で、分量的にも物足りない感じで「もうおしまい?」と思ってしまったのが率直なところだった。恐らく興行が優先された格好なのだろうが、意外性や驚きといった要素が無いと飽きられてしまうのではなかろうか。

ダンサー的には、やはりザハロワとロパートキナが群を抜いており、特にザハロワ女史の超人性に拍車が掛かっており、スターの中でも圧倒的な存在感を示していた。逆に、ザハロワを前面に出したい主宰者側の意向なのか、ロパートキナの演出は抑え気味にされていたような気がする。気持ち的には、もっとガチでバチバチやって欲しかったのだが。とはいえ、男女のコンビとしては、ロパートキナとエルマコフの相性の方が勝っていたようにも見受けられた。
また、53歳のフェリが年齢的衰えを感じさせない、妖艶な支配力と存在感を見せて観客を沸き立たせていたのに対し、アナニアシヴィリは技術はともかく肉体的な衰えを見せてしまっており、全盛期を知るファンとしては寂しさを覚えずにはいられなかった。

今回はそれなりに前の方の良い席で観られて、スピーカーの音質以外に取り立てて不満があったわけではないのだが、「これでいいのきゃ?」という物足りなさ感が強く残った舞台だった。
posted by ケン at 12:52| Comment(0) | バレエ日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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