2016年12月04日

アートに介入する経営者

シン・ゴジラの東宝社長「主人公の恋人や家族の問題などの人間ドラマを入れてほしい」−庵野監督「ゴジラにそんなの要らない」。

二百三高地の東映社長「それじゃあ客がはいらへんぞ。報告する乃木も、報告を聞く明治天皇も皇后も滂沱と盛大に泣かしてくれや」−笠原脚本「史実にそんなシーンは無い」。

日本映画が国際的にイマイチな評価なのはこの辺の問題なのか?
posted by ケン at 13:00| Comment(4) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
池田理代子が「ベルサイユのばら」を連載していたとき、担当編集に「生き別れた母子の話を入れてください。絶対受けますから」と言われて「今時、そんな話に感動する子供はいないだろう」と思ったという話があります。昔から日本の業界人は観客よりも感性が古いのではないでしょうか。「君の名は」や「この世界の片隅に」がヒットするまでマスコミで取り上げられなかったのは、イデオロギーやタレント事務所の問題以上に、内部で取り上げようと若手が訴えても、「なんでアニメ映画なんかとりあげなきゃいけないの?」という声がテレビ局内で圧倒的だったからとテレビ関係者が最近、つぶやいていますね。テレビのワイドショーがTPPや年金カット法案、カジノ法案を取り上げずに、朴槿恵大統領とかASKAの問題ばかりを取り上げるのは政権擁護の意図以上に、テレビ関係者が「視聴者はこういうネタに食いつくだろう」と視聴者をバカにしきった考えがあるのではないかと言われていますね。
Posted by hanamaru at 2016年12月04日 16:35
国家であれ、政党であれ、芸術・芸能界であれ、権力を握っているのは保守的な年寄りですから、そうなるのは避けられないことだとは思います。
ただ、日本の場合、監督を始めとするアーティスト側の権威が低すぎて、ただPに従属するほか選択肢が無いところに問題があると考えています。硬骨漢的な人があまりにも少ないところ、その発言を許容しない社会や場の空気こそが問題なのです。

テレビに関しても、政権に批判的な国政課題を取り上げようとすると必ずプロデューサーや社長からクレームが入るそうですが、Pや社長が自民党から何か言われるわけじゃないんですよ。かつての滝川事件や矢内原事件と全く同じ構図です。言論統制は自粛によって完成を見るのです。
Posted by ケン at 2016年12月05日 12:58
硬骨漢は干されますからね。
平成『ガメラ』や『デスノート』をヒットさせた金子修介監督すら、いまや低予算映画しか撮らせてもらえません。
Posted by o-tsuka at 2016年12月11日 15:50
日本ではプロデユーサー=大手社長であるところがダメなんでしょうね。クラウドファンディングがブレイクスルーになれば良いのですが。

技術進化が進むと、「ウケる」映画はAIが脚本書いて、自動作業でCG化されるような感じになるのでしょうけど(爆)
Posted by ケン at 2016年12月12日 12:30
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