2017年06月01日

パリ〜モスクワをもう一度!

実は数年前にパリ〜モスクワ間の直通夜行列車が運行を再開していたことが判明した。ケン先生が乗ったのは1991年か92年のことで、その後東欧諸国が混乱する中で94年に運行が停止された。

もっとも、私が乗った時はソ連が無くなる前後のことで、最も整備やサービスが悪かった時代で、夜行列車も「汚くは無い」程度で、とても他人に勧められるような代物では無かった。
それでも、モスクワ(ベラルーシ駅)を夜出て、早朝にミンスクを経て、お昼頃にブレスト=リトフスクに到着。国境検査を経て、軌道転換して、ポーランドに入る。この時、汽車に乗ったまま、汽車の下半分を広軌用から標準軌道用に転換する作業が行われるのだが、この体験はまずもってここでしかできないことだろう。そして、AH「ロシアン・フロント」などでゲージ転換に苦労してきたゲーマーとしては、「これが、あの!」という感慨で一杯だった。今でもあるはあるみたいだが、車輌を載せ替えるわけではなく、そのまま車輪の幅が変わるだけで一瞬で終わるみたいだ。

だが、何よりも恐ろしかったのは、モスクワからずっとコンパートメントで同室で、コニャックなどを馳走してくれたロシア人が、ブレスト駅の国境検査でライフルを肩から提げた国境警備隊員にしょっ引かれたことだった。何かの密輸容疑だったと思われるし、自分が嫌疑をかけられたわけではないのだが、「軍人にしょっ引かれる」図というのが、まだまだ尻の青かった私には恐ろしい体験だった。それだけに、さらに翌朝にパリに着いた時には、「自由の国に帰ってきた」という思いを抱いたものだった。
こんな体験もさすがに今日では無いと思うが、どうだろうか。

調べたところ、2泊3日で約3500kmの旅が、二等車(二段ベッド二つ)で約3万円、一等車(2ベッド)で約4万3千円、ビジネスクラス(2ベッド)で約10万円と、悪くない値段。廃止傾向にある夜行列車はいつまで走っているか分からないので、早めにもう一度乗りたいところだ。
とりあえずゲーマー・モードでツアーを妄想してみよう。夏なら夜10時くらいまで明るいので、窓からの景色も大いに楽しめるだろう。

一日目:日本からパリへ、夜着。
二日目:ノルマンディ・現地ツアーに参加。
三日目:パリ観光、夕刻モスクワ行き列車に搭乗。
四日目:朝ベルリン、昼ワルシャワ、夜ブレスト。
五日目:朝モスクワ着。クレムリン観光、ヒムキ(独軍最大進出地点)訪問。
六日目:クビンカ軍事博物館、夜日本へ出発。
七日目:朝日本着。


自分で考えていてヤバいな。今すぐ実施すべきだ!クビンカが一般公開されたことも好タイミング。
この企画の素晴らしいところは、私がフランス語とロシア語で現地案内できる点にある。完璧では無いか!
今夏の実施も視野において同志諸兄の参加を求めたい。

汽車について詳細はこちらを参照のこと(英語)。
posted by ケン at 12:21| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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