2017年11月25日

マンションオブマッドネス第二版を初プレイ

昨年末に発売されて売り切れになっていた『マンションオブマッドネス第二版』(アークライト)が、10月に再販されて即買いしたものの、選挙中はいかんともしがたく、選挙が終わってもメンバーの調整に難航、一カ月後にようやく初プレイが実現した。
そもそも1万4千円のボードゲームってどうよ、とは思うのだが、そこは大人買いあるのみである。

マンションオブマッドネスは、ラヴクラフトのホラー小説『クトゥルフの呼び声』を基にしたTRPG『クトゥルフ』をボードゲーム化した作品。同様の作品に『エルドリッチ・ホラー』があるが、これは全世界を旅して古の謎を解き、カルト教団や魔術師の陰謀を打ち砕くことを目的としている。これに対して、マンションオブマッドネスは、TRPGさながらに、プレイヤーが協力して閉じられた空間の謎を解き、生き残って脱出することを目的とする。
アーカムの薄汚れた路地と、そこにそびえ立つ大邸宅は、異様な力、恐るべき秘密、そして名状しがたき怪物を隠している。これら古代の建物の中で、わめきたてる狂人とカルト信者が、エンシェントワンを呼び起こそうとしている。そして生けるものには知られていない獣が、半月を僅かに過ぎた月の下で蠢く。
今夜、数人の勇敢な探索者たちが、内部に潜む狂気に立ち向かうため、閉ざされた扉を開く……。

TRPGはシナリオをつくり、マスターするのが大きな負担で(同時に面白いのだが)、中年(古の定義では初老)にもなると、なかなか難しい。本作は、セミ・デジタルで、アプリが進行を務め、プレイヤーは全員プレイヤーとして参加できる。アプリがマスター役を務めるといっても、ダイスはプレイヤーが振るし、カードもランダムで、ほどよくTRPG要素が残されている感じ。

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もっともクトゥルフはホラーゲームで、普通のTRPGでもキャラクターが続々と狂ってしまうシナリオばかりなので、その辺の演技(ロールプレイ)ができないと、雰囲気は出ない。
惜しいのは、基本セットに4つしかシナリオがなく、今後のシナリオの日本語化や拡張セットの販売が待たれる点にある。とはいえ、個々のシナリオもアプリがランダム性を加味する上、選んだキャラクターや人数などによって変化するので、同じシナリオでも楽しめるだろう。

ただ、アプリが必要なため、ノートPCかタブレット、そしてネット環境が不可欠となる。ただでさえ箱が大きくて重いのに、ノートもとなると大荷物だ。持ち歩くのは結構大変。

この日は2つのシナリオを3人でプレイし、2勝1敗。敗北は、勝利条件を満たせず、古代神の復活を許してしまうパターンや、死亡者や狂い死にが出たりしたケースを指す。基本的には非常にハードルの高いゲームなので、2勝1敗はかなり良い勝率だが、2勝目の時などは、3人のうち2人が負傷、同じく3人全員が発狂しており、「これで勝ったと言えるのか?」という状況だった。
アプリが様々なパズルの解読を要求してくるので、皆でワイワイやりながら解くのもなかなか面白かった。アプリが読み上げるイントロダクションもなかなか良い雰囲気で場を盛り上げてくれた。

シナリオの内容を書いてしまうとネタバレになってしまうので、今回はゲーム紹介に止めておく。
クトゥルフっぽさが非常に良く表されていて、閉じられた空間の閉塞感もなかなか良い感じだ。その一方で、既成のキャラクターでアプリが進行するという点で、ゲームブックのような「やらされている感」があることも否めない。この辺は好き嫌いが分かれるところだろうが、私的には十二分に楽しめた。
posted by ケン at 13:00| Comment(0) | ゲーム、囲碁 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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