2017年11月29日

弥生美術館『はいからさんが通る』展

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「はいからさんが通る」展〜大正♡乙女らいふ×大和和紀ワールド!〜 弥生美術館にて12月24日まで

弥生美術館『はいからさんが通る』展に行く。
同美術館は閉館が早いので、土日に行くしかなく、どうしてもチャンスが限られる。今回は、新宿に用があったので、大江戸線に乗って本郷三丁目で下りて、東大を通り抜けて弥生門から出る。美術館は同門の目の前にある。カメラを持って行かなかったことが悔やまれる。東大はまさに秋真っ盛りという感じで、古き良き大学の名残がそのまま残されている。
大きなリボンを頭に結び、矢絣の着物に袴、編み上げブーツで颯爽と自転車に乗る少女たち…卒業式の定番として愛される華やかでキュートな袴スタイルは、明治〜大正時代の女学生の装いです。女学生の袴姿は、和装から洋装へと移り変わる過渡期に現れた一瞬のきらめきでした。1975年に漫画家・大和和紀が描いた「はいからさんが通る」の大ブームによって袴姿の女学生は再び脚光を浴び、本作は第1回講談社漫画賞を受賞しました。
 本展では「はいからさんが通る」の原画とともに大正〜昭和初期の女学生や職業婦人などの女性文化を当時の資料からご紹介します。さらに大和和紀の画業を「あさきゆめみし」「ヨコハマ物語」「イシュタルの娘〜小野於通伝〜」などの代表作や貴重な初期作品も含む、原画約200点からご覧いただきます。

『はいからさんが通る』は、妹が読んでいた関係で自分も読んだが、アニメは部分的にしか見ていない。大和和紀先生の作品は、他に『あさきゆめみし』を読んだだけ。これも受験用に『源氏物語』の内容を確認するための実用的?な目的が強かったが、いかんせん「誰が誰だか分からない(顔の判別が付かない)」という印象ばかり強かった。

昨年末の山岸凉子展の時は、妙齢の御婦人ばかりでアウェイ感たっぷりだったが、今回は意外と男性も多く、2〜3割くらいは男性だった。
今回も原画の魅力は相変わらずだが、山岸凉子展の時の「ほとばしるパワー」までは感じなかった。だが、その軽快なコメディー・タッチは、まさに70年代の少女漫画そのもので、懐かしさ満載だった。連載は『週刊少女フレンド』なのだから、当然だろう。

大正期の女学生などの風俗資料がなかなか興味深く、平塚らいてうが創刊した『青鞜』の実物も初めて見た。
『はいからさんが通る』の影響で、「女学生=袴姿」の印象が確立しているものの、現実には女学生が袴を制服にしていた期間は短く、大正後期にはセーラー服やブレザーなどに移行していたという。確かに私の祖母の場合は昭和初期だが、古い写真は全てセーラー服だった。

小さい美術館なので、サラッと見終わってしまうが、その割りに毎回満足度が高いのだから、良いセンスの学芸員がいるのだろう。
posted by ケン at 12:28| Comment(2) | サブカル、音楽、アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
連れは10分くらいで回ってましたが、わたしは一時間半くらい楽しませていただきました。
たぶんもう一度行くなー
Posted by o-tsuka at 2017年11月30日 23:52
私は2周して4、50分というところでしょうか。

前、中、後期で展示物が変わるとか、ちょっとズルい気もします。
Posted by ケン at 2017年12月01日 12:37
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