2017年12月30日

2017 ゲーム納めは「国防軍の夜」

今年は暦の問題もあって早々に「ゲーム納め」となったが、ピリオド・ゲームズ「国防軍の夜 1935」「国防軍の夜2−東洋の覇者 1937」を4人でプレイできたので大満足。

まずは新作「国防軍の夜2−東洋の覇者」から。
O先輩の山下奉文が装甲軍を率いて満州に駐屯、毎年国境紛争を発生させて1VPずつ稼いでゆく一方、残るK先輩、T後輩とケン先生は我先と中国大陸に侵攻する。やはり序盤は陸軍が人気で、海軍は空母機動部隊が共通の場に出たまま放置され、「艦隊演習」すら行われない始末。

「対米戦になったらどうすんだよ?」「そこは海軍さんの所管ですから」

日中戦争は当初順調に進攻してゆくが、武漢あたりまで進むと後方が手薄になってしまい、北部(北京)が中共軍に奪還されてしまうなど、ドロドロの殴り合いになってしまう。まぁ史実通りである。
が、支那方面総司令官職を持つK先輩が地道にVPを稼いでゆく。
日独伊三国同盟の提起に対しては、

「我々は平和を愛好するから欧州問題に首を突っ込んだりしないよ」
「アメリカと戦争になっちゃうじゃん」

などの理由から締結が見送られ、日米関係もなかなか悪化せず(外交ダイスが良かった)、対ソ国境紛争と日中戦争が延々と続く展開。
勝利得点で劣るケン先生は事態の打開を図るべく、陸軍要職を解任して対ソ開戦を試みるが、全く上手くゆかない。

そうこうしている内に日米関係が悪化、「ハル・ノート」が突きつけられる。
陸軍三長官会議と海軍大臣の承認が必要となるが、O先輩が教育総監と海軍大臣、K先輩が参謀総長を持っているので、受諾の可能性が高い。そこで、ケン先生とT後輩から教育総監と海軍大臣の解任決議案が出されるが、どれも否決され、ハル・ノートの受諾が決定、大陸から撤兵してゲーム終了となった。

「20万の英霊になんと説明するか」
「いやいや、国体護持のためにはやむを得まい」
「後世の歴史家か〜〜!!」

派閥が保有している戦艦や秘密VPを加えて計算したところ、O先輩がK先輩を一点上回って勝利した。

次は「国防軍の夜 1935」をプレイ。
一回目は、順調に軍拡と領土拡張が進み、英仏からの宣戦布告も起こらず、ドイツ人として理想的な展開。拡張すべき領土もなくなったところで開戦となり、全軍でフランスに進攻、鎧袖一触で征服した。対仏戦でほぼダメージが入らなかったため、翌ターンの生産力は全て新規に回されたが、生産されたのは全て航空機だった。そのタイミングで「英本土航空戦」が発生、独空軍はきわどいところで勝利する。イベントは、そのまま「英本土上陸」となり、陸軍総司令官職を持つO先輩の軍が上陸するも、参謀長職を持つK先輩が追加上陸を拒否する事態となる。イギリス本土が占領されると、サドンデスになるが、この時O先輩が勝っていたためだった。ところが、O先輩のダイスが炸裂して、英本土防衛軍を撃破、独力でサドンデスをもぎ取って勝利を確定させた。まさに総統の夢を具現化する流れとなった(現実のヒトラーは、ウクライナの穀倉地帯と資源を確保した上で対英戦を始めるつもりだったようだが)。

P1250762.jpg

二回目は、第一ターンの最初のイベントで「オーストリア併合」が発生、軍を有する三人の全将軍が出動するも、恐ろしいダイス目で全員敗退。その足でオーストリア軍にベルリンまで攻め込まれて、まさかの敗戦(全員敗北)に終わった。

三回目は、スペイン内戦で航空劣勢下で独軍がボコボコにされるという酷いスタートとなった上、いきなり英仏に宣戦布告されてしまうが、三長官が総辞職せず、そのまま大戦に突入してしまう。だが、その後はまず順当にドイツの領土拡大が進むも、今度はバトル・オブ・ブリテンに敗北、バルバロッサ作戦が発動してしまう。ロシアは、北中南と3つも戦線がある上、3回勝たないと占領できないという、モンスター国家(カード)である。初動でVPを稼いでいたO先輩やK先輩の軍は疲弊し、後塵を拝していたT後輩やケン先生の軍が活躍するようになって、差を詰めていった。ロシアの全戦線で2回勝って、「次全部勝てばサドンデス」というところで、アメリカが参戦した。これによって場に「D-Day」が加えられるが、「陸軍7、空軍3」という大戦力。しかも、毎フェイズダイスを振って「1」が出た時だけ戦闘解決されるため、部隊を送ったところで遊兵となる確率が非常に高い厄介なカードである。この時は、「西は捨てよう」ということで全プレイヤーが合意、ロシア戦線に傾注したが、アメリカの参戦でソ連軍の空軍力も向上していたため、北部と中央部では占領に成功するも、南部は失敗、終戦チェックも失敗してサドンデスには至らなかった。しかも、「D-Day」は1を振って連合軍が上陸、次ターンにはドイツ本土に押し寄せる事態となった。独軍は返す刀でドイツ本土に集結して連合軍を迎え撃つが、この時に私のダイスが炸裂して連合軍を撃退、VPでトップに立つも、またぞろ終戦チェックに失敗。ここからドロドロの殴り合いが始まってしまって、時間切れとなった。そこまでに何度かクーデターが提起されるも、どれも発動すること無く終わった。

「1」は簡素でゲームバランスも良いのだが、基本的にイベントが一本道で、各プレイヤーは同じ目的の中でVPを競う感じ。「2」はややルールが粗く、勝利競争は上位と下位に二分されて固定化しやすい感じだが、陸軍と海軍の争いや、軍部に全く統制がなく、めいめいが勝手に独断専行してしまう旧日本軍の悪弊を「これでもか」というくらい見事に再現していて超笑える。
ウォー・ゲーム、シミュレーション・ゲームとしての評価はさておき、超楽しいゲームであることは間違いない。
posted by ケン at 12:00| Comment(0) | ゲーム、囲碁 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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