2018年02月06日

時給3ドルの「先進国」

【学生寮の警備「時給378円」 会社に残業代支払い命令】
 学生寮の警備員として仮眠も取れずに勤務したのに残業代が支払われなかったとして、富士保安警備(東京)の元従業員2人が未払い賃金計約1200万円の支払いを求めた訴訟の判決が30日、東京地裁であった。井出正弘裁判官は「悪質な事例で元従業員の不利益も大きい」として、制裁金にあたる「付加金」も含め計約1200万円の支払いを同社に命じた。
 判決によると、2人は日本語学校の外国人寮や大学の学生寮などの警備員として働いていたが、2015年に体調を崩すなどしていずれも退社した。夜勤の際は2時間おきに巡回。仮眠時間も狭い守衛室を離れられず、深夜でも騒音に対する近隣住民の苦情電話が頻繁にかかってきて、対応に追われた。
 同社は「仮眠は労働時間ではない」などと主張したが、井出裁判官は「多数の留学生が生活する寮ではトラブルも多く、仮眠時間でも労働から解放されていたとは言えない」と指摘。2人の労働時間を時給で換算したところ、最も低賃金のシフトでは時給378円となり、「東京都の最低賃金を大きく下回る」と認めた。
(1月30日、朝日新聞)

1917年5月にロシア・ロスラヴリ市でストライキを決行した女性帽子職人組合が要求したのは、「一日八時間労働」「賃金50%アップ」「週休2日」「有給休暇」等だった。

2018年の日本を見ると、「一日平均十時間労働」「一日平均一時間二十分の無給残業」「有休取得率50%(うち約20%は有休労働か、会社のイベント動員)」「通勤二時間以上」という具合。
時給3ドルの「先進国」、なにをかいわんや。

日本政府は現在に至ってもなお、ILOの国際労働条約第1号「8時間(週48時間)労働制の導入」(1919年)を批准していない。1920年、日本で初めて開催された本格的メーデー(労働組合が主催)で掲げられたアピールは、「8時間労働制」「失業の防止」「最低賃金の導入」であり、少なくとも8時間労働制はいまだ実現できていないことを、政府自身が認めている。

立憲民主党は、、「一日八時間労働」「賃金50%アップ」「通勤時間を労働時間に加算」「有給休暇の100%取得」を求めるべきだろう。
posted by ケン at 12:47| Comment(0) | 労働、経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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