2018年02月22日

最近の自民党若手は?

【首相「秘書を敵に回すな」 豊田氏を念頭?3回生に指南】
 安倍晋三首相は13日夜、首相公邸で当選3回の自民党所属の衆院議員約20人と会食し、「秘書を敵に回さないように、大事にするように」と指南した。元秘書への傷害と暴行の疑いで書類送検され、不起訴となった豊田真由子前衆院議員と当選同期の「魔の3回生」らで、豊田氏を念頭にした発言とみられる。当時2回生だった時期に暴行疑惑や不倫報道など不祥事が相次ぎ、「魔の2回生」という不名誉な呼称がついていた。出席者によると、首相は会食の席で、憲法改正について「国会でこれだけ議論するのは初めて。しっかり議論してほしい」とも述べたという。8日の当選2回生との会食では、憲法9条に自衛隊を明記する重要性を訴えていた。
(2月13日、朝日新聞)

【安倍晋三首相“魔の3回生”と会食 「地元回って声を拾って」】
 安倍晋三首相は13日夜、首相公邸で自民党の衆院当選3回生約20人と会食し、「1回生から3回生は国民の皆さんに近いので、よく地元を回って声を拾い、自民党の議論を活性化させてほしい」などと激励した。出席者によると、首相は昨年10月の衆院選で当選したことをねぎらった上で、憲法改正について「議論することが大事だ。若い世代の(議員の)中でもしっかり議論してほしい」と呼びかけたという。首相は1日には当選1回生約20人を、8日にも当選2回生約20人を首相公邸に招いて会食している。
(2月14日、産経新聞)

同じネタでも媒体によってかなり印象が異なることが分かる。同時に様々な情報が読み取れる。
朝日の記事からは、自民党の若手議員にパワハラや暴力行為が蔓延していることが分かる。わざわざ総理・総裁が出てきて会食するというのに、「自分の秘書を大事にしろ」と言わなければならないのは、それだけ状況が深刻であることを示している。

産経の記事からは、若手議員が地元に帰らず、選挙区回りが不十分だという、執行部の認識が読み取れる。2012年以降、自民党は三回連続して圧勝しており、三回生以下は相対的に労少なくして当選しているだけに、地元回りの重要性や選挙の恐さを知らないものが多いのだろう。

次いで両方の新聞が指摘している、「(憲法を)しっかり議論してほしい」と言うのは、若手内に憲法に無関心な層が多いこと、自民党内での改憲議論が低調であることを示している。

これらは、自民党の秘書からも聞かれるので、まず正確だと見て良い。公共媒体と内部情報を照らし合わせて情報の確度を上げることは、情報戦の基本である。

もっとも、パワハラや暴力が横行しているのは自民党に限った話では無く、立憲や希望でもかなり酷い話が聞かれる。これらの一因には、野党分裂などによる業務量の増加に対し、議員の財政悪化から秘書が減らされ、業務が全般的に滞るケースが増え、それに対して議員が逆ギレするケースが多いようだ。
いずれにせよ、与野党や中央と地方を問わず、議員の劣化が著しく、「まともな人間は立候補などしない」傾向が加速していることを傍証している。
posted by ケン at 12:43| Comment(2) | 政局ほか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
先日、毎年恒例の希望調査が届きまして、政策担当秘書採用希望を送付したばかりですが、考え直した方がいいですかね?
Posted by ニート(政治浪人) at 2018年02月22日 16:48
この業界は基本的に縁故採用が多く、その次は自党の秘書会を通じて比較的要望にかなう失職中の秘書が採用されるケースが多く、全く縁もゆかりも無い人が採用されるケースは稀だと思います。

その上で、「それ以外」から募集しているというのは、基本的に「誰も行きたがらない」「誰も推薦しない」議員だといことです。まずもって救いはありません。
Posted by ケン at 2018年02月23日 14:07
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: