2018年08月12日

典型的な印象操作報道

【プーチン支持率、8割から3割に急落 いったい何が?】
 <プーチン独裁を支えてきた高い支持率が急落。W杯に紛れて年金支給開始年齢を引き上げようする指導者はロシア人もさすがに許せなかった>
ロシアでは政府の年金改革案に対する不満の高まりから、ウラジーミル・プーチン大統領の与党・統一ロシアの支持率が、2011年以来の最低水準に落ち込んでいる。
 ロシア連邦議会の最大勢力を誇る与党・統一ロシアの人気は、プーチンあってのものだった。だがサッカー・ワールドカップ(W杯)の開幕直前に年金受給開始年齢を引き上げる改革案を発表し、急いでそれを可決しようとする議会の動きが伝わると、あらゆる世論調査で統一ロシアとプーチンに対する支持率は急降下した。全ロシア世論調査センター(WCIOM)によれば、最新のデータでは、政府の改革案を最も強く推した統一ロシアへの支持率は、37%にまで下落。2011年に記録した史上最低の34.4%に非常に近い。
 プーチン政権に対する支持率低下はさらに激しく、31.1%だった。別の国営調査機関や独立系のレベダ・センターによる調査も、同じような結果になっている。今回の年金制度改革案では、年金受給開始年齢は男性が60歳から65歳、女性は55歳から63歳に、今後10年間で段階的に引き上げる。アメリカ主導の対ロシア制裁や西側との貿易の中断、2014年の原油価格の急落などで膨らんだ財政赤字を削減するためだ。
(8月1日、ニューズウィーク誌より抜粋)


典型的な世論操作報道。
年金支給年齢引上げ案によって低下したのは政権党である統一ロシアの支持率であって、大統領の支持率では無い。独立調査機関レバダセンターの7月の世論調査では、プーチン氏の支持率は67%と出ている。
言うなれば、安倍総理の支持率と自民党の支持率をまぜこぜに使って、都合良く印象操作するような話だ。
年金受給開始年齢は、ドイツでは67歳、フランスでは62歳へと段階的に引き上げられる途上にある。フランスのマクロン政権はこれをさらに引き上げようとして、大反発を受けている。ロシアだけが例外ではあり得ない。

米日において、ソ連、ロシア研究は本当に難しい環境にある。

posted by ケン at 00:00| Comment(2) | ロシア、中国、国際関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ちょうど、大統領と与党の支持率が韓国の文大統領と同じくらいですね。
大統領が70パーセント、与党が4割って。
支給額は別にしても、開始年齢が今まで良すぎました。
それくらい、ロシア市民もわかってるでしょうから、反発は一時的なものでしょう。
Posted by はなはな at 2018年08月15日 03:28
あれで不支持率が上がるロシアは、ある意味健全なのです。
果たして今の日本で、年金支給開始年齢が引き上げられて、そこまで反発が起きるかどうか。
Posted by ケン at 2018年08月17日 09:33
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