
上海は新しい町だが、郊外にある「南翔」は、その歴史を宋代まで遡ることができるという。
「小籠包発祥の地」としても知られるが、こちらは清代末のことらしい。
地下鉄で中心部から30分、バスに乗り換えて10分ほどで着く。
ちなみに地下鉄は3〜7元(30~120円)、バスは1〜2元(18~35円)だが、中国国内では高い方らしい。
しかし、他の物価が高いだけに、公共料金が安いのはありがたい。
「水郷」と呼ばれる水路で囲まれた区画だが、歩くだけなら1時間もかからない。
古猗園という庭園と南翔寺という寺があり、これらを含めて観光名所となっている。
どうも自分は中国庭園の良さが今ひとつ理解できないのだが。

街路は狭く、休み中なので人出で賑わっており、人をかき分けて通るような有様。
小さな店が建ち並ぶが、これは日本の門前町のイメージなのだろうか。
昼前に行ったが、食べ物屋はどこも満杯だし、一人で入るのも何なので、店頭で売っている小籠包を買って、外のベンチに座って食べる。確かに旨い。ここで小籠包を出す場合は、厳密に行程が定められているらしいので、あまり外れは無いと言うが。。。

中国のお寺はどこもキンキラキン。まぁ日本の寺も昔はこうだったはずなのだが。
庭に池があり、鯉と亀がいるのは日本と同じなので、ちょっと安心できる空間でもある。
20年前もバスは冷房車が2元、通常のバスは1元。5角のバスもあったようです。知らずに1元入れていたのかもしれません。(今になって思えば、座面が板だったのが5角だったのかもしれません)
私が出張で天津にいたときには、行きは宿泊所から専用の小型バス(ケンさんの出勤と同様)でしたが、帰るのが遅くなると一人で路線バスを乗り継いで帰っていました。途中でダイエーの現地店があったので買い物したり、ファストフード店で飲食してから帰宅したりと便利でしたね。
タクシーは初乗り10元で結構行くことができましたが、工場と宿泊先はそれ以上の距離でしたので、行き先をちゃんと伝えないと駄目だし、遠回りしてぼられるのも癪でしたんで。
(危険なのでちゃんとしたタクシー(赤いシャレード)で帰れと叱られることも多かったですが、途中から諦めたようです)
休日の移動も現地スタッフから自転車を借りたり、一緒にバスだったり、一人でバスだったりとバス好きではないけれど、どきどきしつつ楽しんでおりました。夜間は車内灯なしの真っ暗で、真っ暗の車内で板の座席に座って帰宅するときはほんとドキドキでしたね。
バスはどこでも市内の路線図を安く購入できるので、簡単にルートもわかるし重宝していました。
(天津の地下鉄は中国初のものだったようですが、当時は区間も短く老朽化が進んでおり、北朝鮮の地下鉄みたいな感じ(印象論)でした)
QRコードのスマホ決済でしょうか。
それにしてもバスに車掌さんですか。すごい名残ですね。交通事故対応??いまの日本の若者には何それでしょうね。
スマホはすべてQR決済で、アリペイとかwechatペイですべて賄います。