2018年10月20日

連合、今さら教員過剰労働を指摘

【過労死ライン超えの教員、公立校で半数 仕事持ち帰りも】
 連合は18日、公立学校教員を対象に緊急調査を実施した結果、半数が過労死ラインとされる週60時間以上の勤務を超えていたと発表した。「時間内に仕事が処理しきれないか」という質問には8割以上が「とてもそう思う」または「まあそう思う」と答え、20代と30代では9割以上に上った。
 調査は9月、公立学校教員1千人を対象にインターネット上で行われた。それによると、1週間の平均勤務時間は平日で約56時間、休日で約6時間で計約62時間だった。約6割の教員が管理職から「早く退勤するように」言われた経験があったが、このうち約7割は「仕事の量を減らしてから言ってほしい」と考え、4割以上が「持ち帰り仕事が増え、総労働時間は変わらない」と回答した。
(10月18日、朝日新聞)


何をいまさら!
本ブログでは、教員の過剰労働問題について2007年には取り上げている(教員の質が低下するわけ)。ブログを移転させた際に古い記事の一部が消失してしまい、確認が不十分だが、10年前から指摘していたことは間違いなく、その基礎資料はNK党系の全教の調査を参考にしていた。
ケン先生は、10年ほど連合系の野党で議員秘書を努め、連合系の教員組合とも浅からぬ接点があったものの、予算獲得や平和運動などで相談や陳情を受けたことはあっても、労働問題に関する陳情を受けたことは記憶にない。
こうした政治運動や既得権の保護に注力した教員組合、あるいはナショナルセンター「連合」のスタンスが、さらなる労働環境の悪化をもたらしたことは、想像に難くない。
結果、まともな教員から脱落、離職している上、教員志望者はますます減少、その質的低下は凄まじいものになっているという。

秘書だったおりには、とある自治体公務員からそこのJ治労が労働時間や職場環境の改善に全く取り組まない旨の愚痴を聞かされたことがあるが、労働組合が組合として機能せず、本来業務外の運動にばかり注力している現状は、政府や政党ばかりでなく、社会のすみずみにまで腐敗が及んでいることを示している。
既得権を守ることしか考えていない、労働人口の10%程度のエリート労働者しか組織していないナショナルセンターなど、害悪でしか無い。
posted by ケン at 12:00| Comment(6) | 労働、経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
部活手当を事実上減額、宮城県
https://jp.reuters.com/article/idJP2018101801001652

宮城県議会
公立中高の部活動 教職員手当削減条例を可決
https://mainichi.jp/articles/20181019/k00/00m/040/063000c

宮城県では労働強化が着々と進んでいます。
名目は『「休日の部活動を3時間程度にする」との指針』からですが、まだできてもいないものを先に手当カットとは強引です。
Posted by TI at 2018年10月20日 19:31
いっそ、先生方、全面的ストライキしたらどうかな・・・

生徒も休みほしいし・・・

先生も生徒も、過労でつぶれかけ・・・

こんな社会は異常すぎる・・・


Posted by 遍照飛龍 at 2018年10月21日 10:20
さすがに外国だと地方紙まで検索するのは難しい感じなので、ありがとうございます。
それにしても目を覆うばかりの惨状、いかんせんや、ですな。

それでいて「なり手がない」「すぐ辞める」などと大騒ぎしているのですから、バカじゃないのかと思いますが、戦時中の軍隊の「学生の代わりはいくらでもいる」とおなじ発想なんでしょうね。つくづく明治帝政が呪わしいです。

本来、マルクスの言でも「労働者には自らの労働力以外の売り物はない」わけで、労働組合は労働者が団結して労働価値の維持に務めるために存在します。そして、究極的にはストライキをやるための組織なわけです。ストをやらない日本の組合は、もはや労働者のための存在ではありません。それは、天皇制国家が天皇のために存在し、国民のためのものではないことの延長線上にあるとも言えるのです。
Posted by ケン at 2018年10月21日 14:44
中国だとどこまでブロックされているのかわからないので、極力URLや引用するようにしています。
2つ目の重複したコメント、あとで削除していただけると幸いです。
Posted by TI at 2018年10月21日 16:38
息子が通う地元の小学校の担任の先生は常々非常によくやって下さっているのですが、それ故に心配になります。

待遇云々の話から離れますけど、、、帰国する英語の先生の慰労会を最寄の繁華街で開催しているところをTV番組取材で撮られた事で当事者たる先生たちが『失態』を咎められるという事も起きています。(私もその番組は観ましたが)なんの問題も見えぬただの友好的な飲み会光景だったのですけどね。。。これじゃあ嫌気がさしたりもするでしょう。
Posted by mashimo.koichi at 2018年10月22日 22:13
特に医者と教員は「聖職者であって労働者ではない」と考える風潮が強すぎて、なかなか労働運動が成立し難いところもあります。ほんと、お前がやってみろ!って言いたいですよ。
Posted by ケン at 2018年10月23日 12:01
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