2019年01月14日

文句があるなら霞が関へいらっしゃい?!

【奨学金、全員から保証料 延滞増加で財務・文科省方針】
 財務省と文部科学省は2020年春にも日本学生支援機構の貸与型奨学金の仕組みを見直す。長期の延滞が増えて制度を圧迫しているため、奨学金を借りるすべての学生から、借入額に応じて一定額を保証料として徴収する方向で検討に入った。保証人を求める制度はなくす。保証料で延滞を補えば制度は安定するが、学生の負担は増えることになる。
(1月9日、日本経済新聞より抜粋)

もう全く意味不明すぎる。
お金を払わないとお金が借りられないシステムを主に青少年に対して導入するとか、もはや子ども相手の高利貸しとか詐欺師に成り下がった観がある。
言うまでもなく、奨学金はもともとお金がないから借りるものだし、返済が延滞するのは返済する経済的余裕が無いことに起因している。中には寸借詐欺的な返せるのに返さない者もいるだろうが、圧倒的に少数であるはずだ。
奨学金の返済を強要して強権を発動したり、「保証金」を納めるようなシステムを導入するくらいなら、最初から返済義務のある教育ローンなどは大幅に縮小して、「貧乏人は大学に行くな!」と言ってやった方がよほど「親切」というものである。
甘言を弄して進学を勧めローンを貸し付けておいて、返済を強要するとか、もはや悪徳高利貸しの域に達しつつある。

「文句があるなら霞が関へいらっしゃい」ということなのだろう。
posted by ケン at 12:00| Comment(5) | 教育、法務、司法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
貸し倒れ保険の掛け金を頭金として借手に要求するローンはありますが本件は「延滞金を保証料で賄う」という直接的な表現からして性質は現金デポジットの様ですね。奨学ローン制度の是非や善し悪しの議論はさておき金貸しとして機能不全では。
Posted by mashimo.koichi at 2019年01月15日 12:50
記事からは分かりませんが若しこれが他で貸倒れた債権に充当されるならデポジット(=自身の借入返済に充当できるカネ)でもない捨て金ですね。仮にそうなら単独でやらず牌の大きな保険会社にファクタリング提案させた方が良条件出そうな気もします。
Posted by mashimo.koichi at 2019年01月15日 13:11
その辺は財布の問題だから微妙なんでしょうけど、どちらとも取れるのは確かですね。
私は教育ローン自体は否定しませんが、国が率先してやるものではなく、国がやるべきことが明確になっていないことがズルズルと悲劇を拡大させているような気がします。
まぁ行政にやらせると帳尻合わせの話になってしまうので、政治決断が必要なんですけど。
Posted by ケン at 2019年01月15日 19:36
貸し倒れリスクを税金で補てんするか否かがポイントという事でしょうかね。例示した保険会社は思いのほか手広いものですが実際にリスク取れるケースは限定されるでしょうから。
Posted by mashimo.koichi at 2019年01月16日 12:11
その場合、リスクが高まれば補償金額も上がるわけで、ますます「奨学金」としての実態が失われるという悪循環にしかならないでしょう。
Posted by ケン at 2019年01月18日 16:22
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