2019年01月30日

ロマンティック・ロシア展

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トレチャコフ美術館の「ロマンティック・ロシア展」に行く(終了済み)。
滑り込みセーフだった。やはり東京は良い。
中国でも大都市部は美術や芸術のインフラが整いつつあるも、日本のレベルには遙かに及ばない。やはり日本の場合、戦前から培ってきた知識と経験、そして諸外国の美術館との深い関係があることが大きい。
中国の美術館や博物館は建物こそ新しくて立派だが、展示の質はまだまだな感じだ。

本展は19世紀後半のいわゆる「移動派」を中心に、風景画と人物画を展示している。
ロシアの風景画というのは独特の色使いがあって、一見単調な風景の中にロマンと懐古を見いだすことができる。従って、単調と言ってしまえばそれまでだが、そこに何を見いだすことができるかは観る側のセンスや感覚が問われる。想像力が必要なのだ。
何よりも光の使い方が非常に美しい。

クラムスコイ、シーシキン、クズネツォフらの魅力を余すこと無く堪能できる。作品の選別も非常にセンスが良く、トレチャコフに実際に行くよりもむしろコンパクトに凝縮して楽しめる。トレチャコフやロシア美術館は大きすぎて、途中で集中力が切れてしまうところに難があるからだ。

本展だけでも一時帰国して良かったと思える。
posted by ケン at 12:00| Comment(2) | サブカル、音楽、アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
教えて君で恐縮ですが。
クラムスコイの名作「Неизвестная」
は、本来のロシア語の単語としてどんなニュアンスなのでしょうか。
英語に直訳すると「unknown」らしく、作品の英語タイトルは銘板で
「unknown lady」となっていましたが。
この絵の謎な部分の手掛かりになるような気もしまして。

個人的には、モスクワに行かなければ見られないと思っていたのが
国内で見られて感激でした。
Posted by 見知らぬ女 at 2019年02月03日 21:38
「unknown lady」で良いです。
クラムスコイはモデルについて一切口を閉ざしていたため、ますます関心が高まりましたが、今もって不明のままです。だからこそなお、そのタイトルで良いのだと思います。
Posted by ケン at 2019年02月04日 09:33
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