2019年03月25日

魯迅先生の墓参

日本語教師会のランチ交流会に出席するが、ちょうどすぐ脇に魯迅先生のお墓があり、墓参することにした。
どこかで行こうとは思っていたし、特に遠いわけでもなかったのだが、普段の行動範囲外だったため、つい失念していた。

WeChat Image_20190325140757.jpg

魯迅先生と言えば、やはり「同志小林の死を聞いて」(1933)の一文。
日本と支那との大衆はもとより兄弟である。資産階級は大衆をだまして其の血で界をゑがいた。又ゑがきつつある。
併し無産階級と其の先駆達は血でそれを洗って居る。
同志小林の死は其の実証の一だ。
我々は知って居る。我々は忘れない。
我々は堅く同志小林の血路に沿って前進し握手するのだ。

小林多喜二が特高によって撲殺された際に、魯迅が日本語で書いて中国から送った弔文である。
私は幸いにして公安によって撲殺されることはなかったが、今や同じことが起きてもおかしくない情勢にあり、日中関係も1933年ほどではないにせよ、衝突リスクは高まる一方にある。
それだけに、墓を前にして思うところも多かった。

WeChat Image_20190325140806.jpg

WeChat Image_20190325140802.jpg

墓の周りは公園になっていて、魯迅記念館も併設されているのだが、いかんせん春の日曜日で凄まじい人出だったため、今回は墓参のみにして退散した。
改めて訪問したい。
posted by ケン at 15:25| Comment(4) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
魯迅といえば、文化大革命でも否定されなかった希有な存在ですね。
宮城の勤務先で中国からの実習生が来ると、休日に仙台の旧東北大キャンパスにある魯迅の銅像と県美術館の敷地にある魯迅の碑につれていったものです。後者は江沢民氏が来日したときに訪れた場所でもあります。
Posted by TI at 2019年03月27日 04:12
建国時には亡くなっていますし、非難する要素を見つける方が難しいでしょうね。
ただ、現代中国人はあまり読んでいないようですが。
Posted by ケン at 2019年03月28日 14:09
現代中国人はあまり読んでいませんか。それは残念。
私が「院卒」していたのは20年近く前でしたが、その頃のメンバーは皆読んでましたね。
日本だと青空文庫に入っていますね。
藤野先生のその後を追った番組、YouTubeにまるごと入っています。福井県の広報番組。(アニメです)
https://www.youtube.com/watch?v=YupfPd-yAvE
Posted by TI at 2019年03月28日 18:48
私の感覚でも中国の学生は10年前と比較しても相当に水準を低下させています。高校までのガリ勉は変わらないですが、大学入学後のレジャー化は日本の1970〜80年代のそれと全く同じですね。

良い番組をご紹介いただき、ありがとうございます。
Posted by ケン at 2019年03月31日 12:12
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: