2019年05月08日

立民はやっぱダメポ?

【「選択的夫婦別姓を」 枝野氏、参院選争点に】
 夫婦が望めば結婚前の姓を名乗れる「選択的夫婦別姓」の導入について、立憲民主党の枝野代表は4日、夏の参議院選挙の争点にする考えを示した。立憲民主党・枝野代表は、「夏の参議院選挙を通じて、選択的夫婦別姓ぐらい認められなくて、何が多様性だ、何が女性が輝く社会だということを力強く訴えていきたい」と述べた。
 東京都内での街頭演説で、枝野氏は「一銭も金がかからず、誰にも迷惑かけない」と指摘し、夏の参議院選挙で「選択的夫婦別姓」制度の是非を問う考えを表明した。枝野氏は、女性天皇だけでなく、女系天皇も容認する考えを示しており、自民党との対立軸を鮮明にしたい考え。
(5月5日、FNN)

枝野代表は相当に追い込まれているのだろうか。
「立憲民主主義は大変な危機」と煽ってみたり、突然野党共闘推進に舵を切ったりと、迷走ぶりを示している。

選択的夫婦別姓は重要な案件だとしても、それを争点にして国政選挙で安倍氏の自民党に勝てるかと言えば、まず無理だろう。選挙の争点としては弱すぎるからだ。
「女性天皇の容認」も同様だ。
これらはいかにもエリートによるリベラリズムの発想であり、同じくエリート層のリベラリストにしか訴えるものがない。どちらも非エリートにとっては、何の関係も無い話だからだ。
これでは、最低賃金のあり方を問おうとしている自民党の方が「ずっとマシ」という話になってしまう。

しかも、この二つは民主党政権時に検討されたものであり、自らが政権にあった時に実現できなかったものを、「あの時できなかったから、もう一度」というのは見苦しいにも程がある。
自分たちは真剣そのものなのだろうが、周りからすると、「ハイハイ、ご勝手に」ということになりかねない。

さらに言えば、この二つの論点はどう見ても、党内の議論を経て争点にしたものとは思えず、枝野氏あるいは大幹部レベルで勝手に合意してぶち上げたものだろう。
その意味で、立民は党内の統制あるいは民主主義が機能しているように見えない。

これらは、立民が七月の参院選、あるいは衆参同日選においてかなり苦戦することを暗示している。
posted by ケン at 12:00| Comment(6) | 政局ほか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>これらはいかにもエリートによるリベラリズムの発想であり、同じくエリート層のリベラリストにしか訴えるものがない。

おっしゃる通りで苦しいですが、日本会議がミソジニー色濃いので、
安倍自民が狙えない女性票狙いにくるのはアリなのでは。

ただ、現状同姓婚の女性の改姓申請を認めなくていいのか?
また、現状を肯定したい既婚女性からの心理的反発がありそう。(自分も長年ガマンしてるから若い子もしろ的な)
Posted by taka at 2019年05月08日 13:20
ジェンダーの問題を争点にするなら、まずはDVシェルターの拡充(&スタッフの増員と待遇改善)を第一に掲げないとダメでしょう。児童虐待の問題とも繋がりますが。
あとは最近性犯罪の無罪判決がどうのとかで一悶着あったけれど、これはパスでいいか?(厳罰化を扇動してるところがちょっと……)

……まあそれ以前に、ヘイト候補擁立未遂とか組織として信頼できないところがどんな対案挙げても無駄なんでしょうが。

枝野氏はとりあえず2017年11月に某週刊誌のインタビューで自分が喋った(公募は慎重に、とか政治家になりたいだけの人はいらないとか)ことを思い出してほしい。
あるいは分かってても周りの人間とかスポンサーに雁字搦めにされててできないのでしょうかね。
Posted by スパルヴィエロ大公 at 2019年05月08日 13:41
あの山本太郎の方が、主張としては筋が良いように見えるのが悲しくなりますね。
国民民主党が化けないと、自民党が議席は減るとしても、現状維持になりそうなのがまた辛い。
Posted by カンカン at 2019年05月08日 18:04
「日本会議が狙えない女性票」ってかなり狭すぎる層であると思います。実際、民主党はそこでずっと勝負してきましたが、女性の支持率は非常に低かったです。今回、相当に無理して女性候補を集めていますが、私は逆効果だと思っています。「女性を立てれば女性票が得られる」とか、頭が悪いとしか思えません。

立民は党本部機能を最小限に抑えているため、政策能力が非常に低いです。結果、「集会で集めてきた要望」と「議員の思いつき」で政策が組まれるわけで、いかにも底の浅いものしかできません。

山本太郎は堂々とポピュリズム路線に乗っているため、躊躇が無いんですよね。「消費税廃止」なんて「言った者勝ち」の世界ですから。旧民主、立民は変にエリート意識丸出しで、出来もしない政権交代を意識しているため、結局のところ「夫婦別姓」や「女性候補の数」のようなニッチなところでしか勝負できなくなっているのです。
Posted by ケン at 2019年05月09日 10:07
ケンさんが書いているように争点としては弱すぎでしょうね。
消費減税ぐらい言わないと。
それぐらいに日本は疲弊しています。
Posted by TI at 2019年05月11日 17:53
民主党が母体ですから増税の三党合意を反故にするのは難しいと思います。その意味でも世代交代が必要でしょう。
Posted by ケン at 2019年05月12日 20:00
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