2019年07月11日

カネフ(PWG)を初プレイ

今はなき、カナダのPeople's War Games社の「カネフ」を初プレイ。
S&Tでリファインされたものではなく、初版の箱物、1981年製である。
Xさんが日本のイエサブで見つけて買ってきたという。「安かった」というから、やはり中国人の金銭感覚はかなり肥大化しつつある。
私も一時期持っていた気がするのだが、プレイすること無く売ってしまった記憶がある。

1943年9月後半のソ連軍によるドニエプル渡河に際して行われた、赤軍にとって二度目にして最後の降下作戦である。
カネフ橋梁の奪取を目的とし、空挺部隊はドイツ軍による反撃を遅延させるために後方に降下するが、降下のタイミングが遅く、すでにドイツ軍が予備部隊を投入した後になってしまったため、実質的な効果は得られず、カネフ橋梁の奪取にも失敗してしまった。だが、全体としてはドニエプル渡河に成功していたため、部分的な失敗に止まった。

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基本的にはシンプルなルールなのだが(その場でルールを読んでプレイ)、予備の使い勝手が悪かったり、航空優勢がダイス頼みで偏りが大きかったり、そもそもユニットとヘクスが小さかったり、初期配置が凄い分かりづらかったりと、制作年代相応の「古さ」を感じさせる。

私がソ連軍、Xさんがドイツ軍を担当。色々分かりづらい部分を抱えながらのプレイとなった。
ソ連軍はカネフ橋より上流の浅瀬からドニエプル川を渡河するが、一面荒地でちっとも進まない。
ドイツ軍は橋頭堡に対して反撃を試みるが、すぐに無理と判断して、遅滞防御しつつ、カネフ橋から後退を図る。

ソ連軍の空挺降下は夜間か自軍が航空優勢を持っているターンのみにしかできない。
航空優勢は両軍がダイスを振って勝った方が持つため、基本的には半々の確率となる。
だが、空挺降下はまず補給站の降下に成功しないと部隊が降下できない仕組みになっており、最寄りのドイツ軍ユニットから3ヘクス離れているヘクスで、かつ平地で2D6で「6以下」という成功率。
しかも、ドイツ軍が移動する前に降下地点をプロットするため、非常に難しい。
プレイでは、結局3カ所可能なうちの1箇所でしか成功せず、戦力的には一個旅団分の降下に止まり、VPヘクスを何カ所か占領したものの、ドイツ軍に反撃されて奪回されるだけに終わった。まぁ史実と同じと言えるが。

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主攻勢も荒地と平地の境あたりでドイツ軍に戦線を敷かれ、それなりには前進したものの、決定的な戦果は上げられず、全10ターンのうち9ターンまでプレイして時間切れとなった。恐らく点数的には「ドイツ軍の戦術的勝利」だっただろう。これもほぼ史実通りだ。

色々「古さ=粗さ」の目立つ作品ではあるが、テーマやゲーム性としては非常に優れており、現代風に作り直しても良いのでは無いかと思われる作品と言える。
posted by ケン at 12:00| Comment(0) | ゲーム、囲碁 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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