2019年10月19日

(CG) Rising Sun Over China

Compass Games社「Paper Wars」紙83号付録の「Rising Sun Over China」をプレイ。

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非常にオーソドックスな「移動、戦闘」のみのシステムで、日中戦争キャンペーン(1937〜1941年)をシミュレートした意欲作。
中国軍は大隊から軍までという、大ざっぱすぎる部隊規模。
さらに、軍閥部隊は戦闘前にダイスを振り、「2D6で8」以外は勝手に退却してしまうというやる気の無さ。
ただ、それでも存在さえしていれば、日本軍の足止めになるし、日本軍は包囲しない限り、これを殲滅できないので、中国軍は増える一方だ。しかし、中国側も、攻撃しようとしても勝手に退却する連中がいるため、攻撃に転じることもできない。結果、広く二重戦線を張って、遅滞戦術するくらいしかやることがない。
しかも、補給が鉄道と河に沿ってしか供給されないため、特に日本軍は鉄路と川沿いにしか進めず、史実通り以上のことはほぼほぼできない。
また、中国軍は除去されても補充があるが、日本軍は補充がなく、戦闘比5:1以下の場合、自軍に損害が入る可能性があるため、これまた安易には攻撃できない。

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プレイでは、案の定、上海で激しい戦闘が生じるも、ケン先生率いる日本軍は航空機と艦砲の支援で何とか国府軍を撃破、中国側は早々に虎の子の戦車を失ってしまう。
華北には都市が多いため、遅々として進まず、一カ所ずつ都市を半包囲して潰してゆく。
しかし、鉄道沿いにしか補給が来ないため、自軍の損害を覚悟しない限り、包囲殲滅に踏みきれない。

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結局1937年12月までに南京の前面まで到達、杭州、北京、天津などを占領したものの、中国軍は広く薄く展開する一方、日本軍はユニットが足らず、前進したくても、容易に戦線を広げられない。
まさに史実通りの展開なのだが、プレイヤーとしての選択肢は限りなく少なく、「史実通りにしかならない」「なるようにしかならない」感じ。
確かに非常にシンプルなシステムで、日中戦争の実相を良くシミュレートしているとは思うが、史実再現性にこだわりすぎて、ゲームとしては正直あまり楽しくない。決して悪い作品ではないと思うのだが、もう一度プレイしたいかと聞かれると、苦しい。
posted by ケン at 12:00| Comment(0) | ゲーム、囲碁 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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