2019年10月28日

学校部活は体罰の温床

【サッカー部監督が部員暴行 「精神鍛える」、鹿児島】
 鹿児島県出水市の私立出水中央高サッカー部の監督を務める男性教員(42)が、練習中に男子部員に暴行を加えていたことが10日、同校への取材で分かった。教員は別の男子部員への体罰でも注意を受けており、聞き取りに「暴力はいけないと思っていたが、精神的な部分を鍛える必要があった。指導の後は見違えるように動きが良くなった」と話したという。
 学校によると、8日の練習中、教員が部員を蹴ったり顔を平手打ちしたりする様子が映った約10秒の動画が、会員制交流サイト(SNS)に公開された。この部員にけがはなく、その後も登校している。
(10月10日、共同通信)

一向になくなる気配のない体罰。統計上は減少しているようだが、そもそも子どもの数が減っているのだから、どう考えるべきか。

基本的な考え方として、学校における部活動は体罰を誘発しやすい環境にあることは踏まえておきたい。
まず、学校部活では、監督やコーチを教員が兼ねるケースが多く、「教員と生徒」という絶対的な上下関係が、人間関係を拘束し、暴力を誘発しやすい環境を作っている。日本の教員は内申書を書く立場にあり、生徒の将来に対して大きな影響力を有しており、生徒としては教員に反発するリスクが非常に大きい。逆に教員としては、強い権限を有しているが故に、暴力をもって生徒を服従させようとする欲望に駆られがちになる。

もう一つは、学校という閉鎖空間に問題がある。外部のスポーツクラブであれば、気に入らなければ容易に退会できるが、学校部活は退部しても学校と密接な関係がある以上、退部には大きなリスクがかかるところとなる。
学校の教室において、陰湿なイジメがなくならないのは、閉鎖的な空間に長時間生徒を拘束することで、大きなストレスが生じると同時に、同調圧力も強くなることが大きい。
イジメと同様、部活動でも退部しようと考えただけで、「何お前だけ逃げようとしているんだ!」と暴力が加えられる恐れが強いのだ。

以上、二点だけでも学校部活は全面廃止するか、大幅に縮小、学校単位の全国大会も廃止した方が良い。
学校部活は根源的に暴力を内在しているからだ。
posted by ケン at 12:00| Comment(0) | 教育、法務、司法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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